目次
2018後半のトレンドブランドはBURBERRY(バーバリー)で間違いない
往年のバーバリーチェックが再ブレイク
’90s、ストリートウェア、スニーカーといった、再ブレイクファッションが華々しい昨今であるが、2018年の後半に気になる再ブレイクのトピックは、BURBERRY(バーバリー)ではないでしょうか。日本ではライセンス契約していた三陽商会の尽力、安室奈美恵や吉川ひなのといった、ファッションリーダーの着用などにより、1990年代後半~2000年代初頭に爆発的に流行しました。
2000年代後半に入っても、バーバリーブラックレーベルやブルーレーベルなどのライセンスブランドが好調を維持して客層を拡大していくものの、2010年代に入り失速。2014年に三陽商会とのライセンス契約が終了したことや、主戦場だった百貨店の長引く不振などが影響し、日本市場では特に影が薄くなっていた感があります。しかし、昨年辺りから再び存在感を増してきました。
2018SSコレクションでは、コレクションブランドでありながら若年層の熱い支持を得るゴーシャラブチンスキー(Gosha Rubchinsky)とのコラボを展開。BURBERRY(バーバリー)自体が一度はコレクションから一掃したバーバリーチェックの、ストリートでの今っぽい取り入れ方を提案して注目が集まっていました。日本でも、渋谷・原宿などの若年層のファッショニスタが集う街では、バーバリーチェックのアイテムを身に着けたキッズを見かけるようになりました。
最近の動向
珍しいコラボレーション
2017年にシュプリームとコラボしたルイヴィトンもそうでしたが、トップクラスのラグジュアリーブランドがアパレルブランドとコラボするのは珍しいです。今シーズンは、BURBERRYもルイヴィトンのように、ストリートブランドであるGosha Rubchinsky(ゴーシャラブチンスキー)とタッグを組みました。
デザイナーの交代
2018年3月をもって、17年に渡ってチーフクリエイティブオフィサー(CCO)を努めたクリストファー・ベイリーが辞任を発表。一時期、定番のチェック柄をコレクションから排除してブランドに新たな気風をもたらしたり、会社の経営にも関わるなど影響力を持った人物だけに、後任にも注目が集まりました。
そして、新CCOには、ジバンシィで成功を修めたリカルド・ティッシが就任。今年5月に2019SSのプレコレクションをインスタグラムで公開し、クリエイションの一部を披露しました。
自身のブランドのナイキとのコラボにも積極的だったティッシだけに、ブランドが更にストリートテイストを取り入れていく流れになるかもしれません。
ヴィヴィアンとのコラボも発表予定
新CCOに就任したリカルド・ティッシは、今年7月に自身のインスタグラムで、ヴィヴィアンウエストウッドとコラボコレクションを制作することを発表。
コラボコレクションは、BURBERRYの膨大なアーカイブにインスピレーションを得て、そこにヴィヴィアンウエストウッドらしい反逆性を加えたものになるそうです。
セレブやファッションアイコンもこぞってBURBERRY(バーバリー)を着用
元々ラグジュアリー層が支持するブランドであっただけに、昔から著名人の着用が多いBURBERRYですが、近年はより若年層の支持を受けるスターの着用が目立ちます。
ジジ・ハディッド/ベラ・ハディッド 姉妹
世界中のコレクションやブランドを席巻しているハディッド姉妹。姉のジジはイエローの、妹のベラはレッドのラミネート加工コートを着用しています。
ギャバジンのトレンチコートが代名詞のBURBERRYによる、カジュアルで映えるテカテカ素材のコートは、ストリート感が強いです。
ゼンデイヤ
大胆にバーバリーチェックをアピールするのが今っぽい
10年前は、ブランド名をアピールせずディティールで違いをアピールできるブランドが流行り、5年前はベーシックでミニマルなノームコアが注目されましたが、今のストリートトレンドでは、ロゴが大きくデザインされたり、わかりやすいアピールがトレンドです。そんな今だからこそ取り入れたい大胆なバーバリーチェックのアイテムをご紹介します。
キャップ
ストリートスタイルに欠かせないベースボールキャップ。
シャツ
この記事を書いた人
MODESCAPE
ブランド服専門の買取店モードスケープです。トレンドから過去の名作まで、ワクワクするブランドアイテムを販売・買取しています。ファッションに関する様々な記事・コラムを配信しています。