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「わかる人に着てほしい。」HERILLの服作りへの深いこだわり。

2024年4月10日

「わかる人に着てほしい。」HERILLの服作りへの深いこだわり。

2019年にデザイナー大島裕幸がスタートしたユニセックスブランドHERILL。新進気鋭のブランドながらも、UNITED ARROWSやRon Herman、1LDKなど大手セレクトショップでも取り扱いがあり、その品質の高さから注目されています。古着からインスパイアされたベーシックなスタイルのアイテムを展開しており、どれも服好きがうなるような「クセ」が顔を覗かせます。そこにはデザイナー大島裕幸氏の並々ならぬ服作りのこだわりが込められていました。この記事ではHERILLの概要・大島氏の人物像・代表アイテムを取り上げ、人気の秘密を探っていきます。

HERILLとは

HERILLは、独創性と高品質な素材へのこだわりを核としたファッションブランドです。古着や伝統的な生地の良さを再評価し、それを現代的なデザインに落とし込むことで、新しい価値を創造しています。このブランドの特徴は、ユニセックスで着用可能なアイテムの展開にあり、どの世代にも対応する汎用性の高さが魅力です。
ここでは、まずHERILLの特徴や魅力について、詳しく見ていきましょう。

HERILLのブランド概要

HERILLは、2019年にデザイナー大島裕幸の手によって誕生したユニセックスファッションブランドです。ブランド名の由来は、「Heritage(受け継がれる文化・歴史・遺産・伝統)」と「Will(未来・今後)」の言葉を組み合わせて生まれました。

HERILLでは既視感のある生地や既存の素材に頼ることなく、独自のアプローチで新しい価値を創造し続けており、それがブランドの特徴にもなっています。その特徴とは、日本国内で最高級の技術と経験を持つ伝統ある工場と協力し、新しいコンセプトの素材開発に取り組んでいることです。未来から見た時にも、過去のアイテムが素敵だと感じられるよう、未来へ受け継がれていくアイテムを作り続けるブランドです。

HERILLの特徴

HERILLは、古着の魅力とデザイナー独自の感性が融合したファッションブランドです。HERILLの独特の世界観は、古着のデザインをベースとし、高品質な素材を使用することによって生まれています。また、「HERILLのアイテムは、ニュートラルな雰囲気を漂わせ、どのような性別の枠組みにも捉われない自由なスタイルを提案しています。

素材の中でも特に、HERILLはカシミヤへのこだわりが非常に強いことで知られています。一般的にコットンで作られることが多いデニムやシャツなどのアイテムにも、カシミヤを混紡して製造することで、着心地の良さと高級感を両立させています。 また、古着の良さを生かしつつ、現代的な解釈を加えることで、時代を超えて愛されるデザインが生まれています。洗練されたユニセックスアイテムは、着る人の個性を引き立ててくれますよ。

デザイナー大島裕幸

大島裕幸
出典 fashion-press.net

大島裕幸は、1974年に香川県で生まれ、ファッションの世界への深い興味を持ち続けてきました。彼のファッションへの情熱は、服作りが好きだった祖母からの影響です。子供の頃から古着に親しみ、ジーンズショップでのアルバイトを通じて縫製技術を学ぶなど、早くから服に対する深い理解と愛情を育んできました。特に、町で偶然見つけるようなユニークな古着に魅了され、そこから多くのインスピレーションを受けています。

文化服装学院を卒業後、大島氏は「ケイタマルヤマ」と「ジャーナルスタンダード」での経験を経て、自身のデザインスキルとファッション業界におけるキャリアを築き上げてきました。これらの経験は、彼のデザイナーとしての視野を広げ、多様なファッションの概念を理解する基盤を作りました。

HERILLは、大島氏のファッションに対する独自のアプローチと哲学が反映されています。彼は古着のリプロダクトや男らしい解釈のデザインではなく、より現代的な要素を取り入れた古着をデザインに取り入れています。大島氏はシンプルながらも、素材の選択やシルエットの工夫によって新しさを加えるデザインを追求し、HERILLを通じてそのビジョンを具現化しています。

「わかる人に着てほしい。」デザインのこだわり

「The Coast of Heritage」

HERILLのデザイン哲学は、昔ながらのヴィンテージの価値を現代に再解釈することにあります。デザイナーは、良質な「いいもの」を生み出す職人が多く存在する日本の技術と素材を活かし、過去の遺産を現代のファッションに蘇らせることを目指しています。この思いは、HERILLの服の下げ札に記された「The Coast of Heritage」という言葉にも表れています。アメリカの作家、スチュアート・ダイベックの「The Coast of Chicago」からインスピレーションを得て、「Heritage育ち」というコンセプトで、古き良き時代の服作りの精神を現代に伝える試みです。古着や生地の質の良さなど、服作りの遺産を再び取り入れて、人々が「昔のものは本当に素晴らしかった」と感じるようなアイテムを創造しています。

HERILLのデザインは、単に古着のリプロダクションに留まらず、性別の境界線をあいまいにすることで、今時のムードを表現しています。メンズウェアの構造を取り入れつつ、サイズ感をレディースウェアに寄せることで、古着の男性的な側面を避け、より現代的なユニセックスの服を目指しています。このアプローチは、中性的ではなく、今の時代の感覚に合わせたファッションであるのがポイントです。

さらに、HERILLはデザインにおいて、フォルムやディティールの通常注目される箇所ではなく、サイズ感を微妙に変えるなどの「クセ」を付けることで、プロフェッショナルも感動するような独特のアイテムを生み出しています。この「クセ」は、「普通の服では感動しない」プロを惹きつけるポイントとなっています。

HERILLを象徴する素材「ゴールデンキャッシュカシミヤ」

HERILLが選び抜いた「ゴールデンキャッシュカシミヤ」は、希少性と上質な特性でファッション業界内でも特別な位置を占めています。ゴールデンキャッシュは、その名の通り、市場にほとんど出回らない貴重な素材です。取れる量がごく少なく、その貴重さから主に高級寝具メーカーによって利用されており、アパレルブランドではほとんど使用されていません。
この珍しい素材の特徴は、ベビーカシミアと同等の繊維長を持ち、非常に毛が長いことです。長い繊維によって、ゴールデンキャッシュカシミヤはその柔らかさと耐久性を兼ね備えています。

HERILLはこのゴールデンキャッシュカシミヤを使用することで、非常に肉厚で目が詰まった生地を実現しています。この独特の構造は、繊維が絡まりにくく、洗濯機で洗っても毛羽立ちにくいという利点をもたらしています。さらに、繰り返し洗うことで、生地はより一層フワッとして柔らかくなり、着心地が向上します。この特性は、ゴールデンキャッシュカシミヤがただの高級素材以上の価値を持つことを示しています。

また、HERILLが提案するゴールデンキャッシュカシミヤのアイテムは、「何日間着たら何日休める」という考え方ではなく、毎日着用することで、徐々に着る人の体型に馴染み、デニムのように個々の風合いが出てくるという特性を持っています。時間と共に変化し、着る人それぞれに唯一無二の風合いをもたらします。これにより、HERILLのゴールデンキャッシュカシミヤのアイテムは、単なる衣服を超え、着る人の生活に深く根ざした存在となります。

HERILLの代表アイテム

ここからは、HERILLの代表アイテムを紹介していきます。HERILLの特徴である、「高品質な素材」と「古着をベースとした現代的デザイン」を感じることができるでしょう。ベーシックな「ゴールデンキャッシュカシミヤニットカーディガン」・「コットンカシミヤシャツ」から、他のブランドにはない、「カシミヤデニム」・「カシミヤダッフルコート」・「ブラックシープ」まで5つのアイテムを紹介します。

ゴールデンキャッシュカシミヤニットカーディガン

ゴールデンキャッシュカシミヤニットカーディガン

HERILLの「ゴールデンキャッシュカシミヤニットカーディガン」は、アパレル製品でほとんど使用されないハイグレードなゴールデンキャッシュカシミヤを使用しています。このカーディガンとセーターは、他のセーターよりもしっかりとしたリブで編み上げられ、メンズベースのデザインによりボディに余裕を持たせつつ、リブの強さで美しいシルエットを生み出しています。その結果、たっぷりとした大人の余裕と、袖や背中周りの愛らしいシルエットが特徴です。デザイナー大島氏は、色についての悩みを経て、最終的には無染色での仕上げを選択しました。これは、色を決めなかったという選択が、HERILLの魅力—無理のない潔さや風通しの良さを象徴しています。

コットンカシミヤシャツ

コットンカシミヤシャツ

HERILLの「コットンカシミヤシャツ」は、洗練されたデザインと上質な素材が融合した代表的なアイテムです。このシャツは、高品質のコットンとわずかに混紡されたカシミヤを使用しており、その絶妙なバランスが快適な着心地と上品な質感を実現しています。コットンの清涼感とカシミヤの柔らかさが合わさることで、四季を通じて快適に着用できる汎用性の高さを持ちながら、特別な日の装いとしても活躍します。

デザイン面では、HERILLはシンプルながらも洗練されたスタイルを追求しています。細部にわたるこだわり、例えば繊細なボタンの選択や、袖口と襟の微妙なディテール加工により、クラシックなシャツの形を現代的な感覚でデザインしています。このシャツは、オフィスカジュアルからウィークエンドのリラックススタイルまで、あらゆるシーンにマッチする設計になっています。

カシミヤデニム

カシミヤデニム

HERILLの「カシミヤデニム」は、伝統的なデニムの耐久性とカシミヤの柔らかさを融合させた革新的なアイテムです。この独特なデニムは、カシミヤを織り交ぜることで、通常のデニムにはない柔らかさと温かみを実現しています。一見するとクラシックなデニムですが、身に着けるとその違いは明らか。肌触りは格別に柔らかく、寒い季節でも快適に過ごせる保温性を持ち合わせています。

HERILLは、このカシミヤデニムを通じて、デニムの新たな可能性を探求しています。デザインはシンプルでありながらも、独自の素材使いによって洗練された印象を与え、どんなスタイルにも合わせやすいアイテムに仕上げています。カジュアルながらも上品な雰囲気を持つこのデニムは、日常使いから特別な場面まで、幅広いシーンで活躍します。

カシミヤダッフルコート

カシミヤダッフルコート

HERILLの「カシミヤダッフルコート」は、上質なカシミヤ素材を贅沢に使用した冬の必需品です。このダッフルコートは、カシミヤ特有の柔らかさと保温性を活かし、冷たい風を通さず、温かさを長時間保持します。デザインにおいても、クラシックなダッフルコートの形状を現代的らしくデザインしており、トグルボタンやフード、パッチポケットなどの伝統的な要素に加え、洗練されたシルエットで都会的な雰囲気を醸し出しています。

HERILLのカシミヤダッフルコートは、高級感あふれる素材感とタイムレスなデザインが融合し、冬のコーディネートに欠かせないアイテムとなるでしょう。

ブラックシープ

ブラックシープ

HERILLの「ブラックシープ」コレクションは、その名の通り、ファッション界の異端児を象徴するアイテム群です。このシリーズは、一般的な規範や既成概念にとらわれず、独自の道を歩む個性派たちへ向けられています。ブラックシープの各アイテムは、上質なブラックシープウールを使用し、その柔らかな肌触りと保温性、耐久性を兼ね備えています。デザイン面では、シンプルながらも随所に施された独特のディティールが、着る人の個性を際立たせます。

ブラックシープを纏うことで、周囲と一線を画し、自信と個性を表現することができます。HERILLのブラックシープは、ファッションを通して自己表現の自由を享受したいと願うすべての人へ向けた、まさに一つとして同じではない特別なコレクションです。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。既視感のある素材を使わず、新しい素材を開発していくデザイナーの思いが詰まったブランドHERILL。古いモノの良さを取り入れながら、現代的なデザインに仕上げるHERILLのアイテムは、今後も注目を集めていくでしょう。
モードスケープではHERILLtの買取を強化しています。アイテムの価値を適正に反映し、最高額を見出す査定をいたします。HERILLのアイテムを売りに出すか迷っている場合にも、是非モードスケープにご相談下さい。とりあえず値段だけ聞いて検討したいという場合は、LINE査定などで査定額を見積もることも可能です。お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

MODESCAPE

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