おしゃれで機能的なPorter Classicの魅力。SASHIKOやNEWTONを紹介
ポータークラシックは、長く快適に愛用でき、日本を存分に感じることができるブランドです。流行を追うデザインではありませんが、スタンダードでシンプルなデザインというわけでもありません。唯一無二のデザインと抜群の機能性で世代を問わず愛されています。そんなポータークラシックの魅力と人気シリーズを紹介します。
Porter Classicとは
ポータークラシックは、吉田カバンやポーターとも関係が深いブランドではありますが、ブランドの方向性は異なります。日本へのリスペクトをもち、世界を見据えて展開しているのがブランドの特色を強く打ち出してるといえます。日本の伝統技術が反映されたデザインと、長く受け継がれるための耐久性を備えた、全世代をターゲットにしたブランドです。
Porter Classicのコンセプト
ポータークラシックは「世界基準のスタンダード」をコンセプトに掲げています。年代を問わず愛されるアイテム作りを目標とし、日本の伝統技術を活かして作り上げていくブランドです。芸術や映画などの伝統や文化のテイストが感じられ、流行を追わないデザインは幅広い層に支持されています。親から子へ、そして孫へと引き継がれていくようなアイテムを理想に掲げています。
Porter ClassicとPorterの違い
80年以上続く老舗ブランド吉田カバンから1962年にブランドとして発表されたのがポーターです。丈夫で軽いナイロンのバッグは世代を問わず人気があり、世界中にも多くのファンを持ちます。ポータークラシックは、ポーターの派生ブランドではありません。
ポーターの創業者一族である吉田克幸と彼の息子である写真家・作家の吉田玲雄によって設立されたブランドです。ポーターとの大きな違いは、「日本製」であることにこだわっていることと、「世代を越えて愛される」ことを目標としていることです。
Porter Classicの特徴
ポーターとの大きな違いは、ブランドの特徴によく現れています。それはMADE IN JAPANに徹底的にこだわっているということと、SASHIKO・パッチワークというアイテムデザインの特徴です。それでは詳しく見ていきましょう。
MADE IN JAPANへのこだわり
「世界基準のスタンダード」を掲げているポータークラシックがこだわっているのは、日本製であることです。生地から縫製に至るまで国産であることにこだわっており、日本の伝統技術を取り入れたデザインが特徴です。日本製にこだわるきっかけとなったのは、吉田カバン創業者であり、吉田克幸の父でもある吉田吉藏”「お客さま、モノをつくる人、材料を考えてくれる人、そういう人たちを一緒にやらなければいいモノはできない」”という言葉です。
日本の職人を大切にし、その技術を次世代へ継承することを大切にしています。アイテムだけではなく、アイテムの製造環境・過程にもこだわるのが他のブランドとの違いです。
日本の伝統を取り入れた「SASHIKO」
ポータークラシックを代表するファブリックがSASHIKOです。刺し子は、布地に糸で幾何学模様を刺繍する手法。補強することを目的に編みだされた日本独自の技術です。SASHIKOは日本の伝統的技術・素材である刺し子を取り入れ、軽く柔らかな生地と耐久性が特徴。
糸や布の染色による色の濃淡によって、刺し子の幾何学模様がより立体的に映り、SASHIKOならではの雰囲気を演出します。「PC SASHIKO」や「SASHIKO STRETCH」など、SASHIKOにも多くのバリエーションが存在します。
唯一無二のデザイン「パッチワーク」
洋服のカスタムも得意とし、完成品一つ一つにパッチワークを施しています。異素材や柄を組み合わせることで、芸術品のようなアイテムが完成します。パッチワークは手作業で縫い合わせており、刺繍やステッチ、ワッペンなどが施されたアイテムを展開しています。アロハシャツやセーター、バッグなど大人のパッチワークスタイルはポータークラシックでしか味わえません。
Porter Classicの定番シリーズ
ポータークラシックの定番シリーズといえば、「KENDO」と「NEWTON」。どちらも他のブランドにはない特徴を持ったシリーズです。ひと目でデザインに惹かれ、身に付けると機能性の高さに驚くでしょう。それぞれ印象の強い特徴を持っていますので、解説していきます。
KENDO
ポータークラシックの中でも最も有名なシリーズと言えるのがKENDO。糸からインディゴ染めを施した最高級素材を使ったオリジナル生地です。剣道着を利用して製作しているのではなく、剣道着有段者の胴着を織る工場へポータークラシックが依頼をして作ったオリジナル生地を使用しています。
生地を何度も洗いに掛けているため、使い込むほど柔らかくなり、肌ざわりや風合いが増していくのが特徴。スヴィンゴールドやシーアイランドコットンなどしなやかで吸収性の良いコットンを使っているのもポイント。
NEWTON
NEWTONは人間工学に基づいて作られた次世代リュックです。物を入れても重さを感じず、体の負担を軽くしてくれるのが特徴。ストラップにmuatsuという卵型のウレタンを採用し、重量を分散させているのが、理由です。
muatsuはふとんメーカーの西川が1971年に開発したマットレス用の構造で、面ではなく凹凸で荷物を支えます。重量を分散させるので、着用している洋服も着崩れしにくいのがポイント。スーツなどのかっちりとした服装とも相性がいいので、通勤用としても活躍します。
まとめ
幅広い年代から愛されるポータークラシックは、日本の伝統技術の継承を助け、次世代にバトンを渡していく社会的意義をもったブランドです。社会的意義を持ちながらも、デザインや機能性にこだわっています。デザイン性が高い刺し子やパッチワークはひとつもつだけで、コーディネートが華やかになりますよ。おしゃれで、快適に暮らせる工夫がこらされたアイテムたちをぜひ一度体感してみてください。
MODESCAPEでは、Porter Classicの買取を強化しています。「SASHIKO」や「KENDO」といった代表アイテムからバッグまで、アイテム一つ一つの価値を理解し適正な査定をいたします。お買い取りをご検討の際は、お気軽にご相談ください。
Porter Classicの買取について
この記事を書いた人
MODESCAPE
ブランド服専門の買取店モードスケープです。トレンドから過去の名作まで、ワクワクするブランドアイテムを販売・買取しています。ファッションに関する様々な記事・コラムを配信しています。