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新たな潮流を生み出したHOKA(ホカ)の革新的なテクノロジー

2025年8月13日

新たな潮流を生み出したHOKA(ホカ)の革新的なテクノロジー

新たな潮流を生み出したHOKA(ホカ)の革新的なテクノロジー

ランニングシューズ界に「マキシマムクッション」という新たな潮流を生み出したHOKA(ホカ)。マシュマロのような快適な履き心地は、数々の革新的なテクノロジーによって支えられています。また、機能性だけでなく、洗練されたデザイン性は、トップアスリートからファッション・ライフスタイルシーンに至るまで、幅広い層から支持を集めています。この記事では、創業の歴史や代表モデルの紹介をはじめ、HOKAのスニーカーに搭載されている革新的な主要となるテクノロジーについて解説します。

HOKAとは?

近年、ランニングシューズ市場で注目を集めている「HOKA」は、優れたクッション性と革新的なデザインで、多くのランナーやアスリートから支持を得ているブランドです。ここでは、HOKAがどのように誕生し、どのようなテクノロジーや意味を持つブランドなのかを紐解いていきます。

HOKA

創業の背景

HOKAは2009年にフランス・アネシーで誕生しました。創業者は、かつて「SALOMON」で働いていたジャン・リュック・ディアード氏とニコラス・マーモッド氏の2人。山岳地帯でのランニングや過酷なトレイルレースの経験を背景に「下り坂でもスピードを落とさずに走れるシューズを作りたい」という思いからHOKAを立ち上げました。

当時のランニングシューズは軽量・薄型が主流で、クッション性を重視するHOKAの発想は異端ともいえるものでした。しかし、厚底ソールにより衝撃吸収性を飛躍的に高め、下り坂でも安定したランニングが可能となるその設計は、ランナーの常識を覆し、瞬く間に注目を集めます。

その後、HOKAはアメリカ・カリフォルニア州サンタバーバラを開発拠点とし、フットウェアのグローバル企業「Deckers Brands」の傘下で世界展開を加速。2022年にはブランド名を従来の「HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)」から、よりシンプルな「HOKA」へと変更し、ブランドのさらなる進化を示しました。

「マキシマムクッション」の誕生

マキシマムクッション

「マキシマムクッション」は、HOKAのブランドを象徴する技術であり、その誕生には明確な目的がありました。1980年代以降、トレイルランニングスニーカーには目立った進化が見られず、特に下り坂では脚や膝に大きな負担がかかり、故障するランナーも少なくなかったといいます。そうした背景を受けて、HOKAのスニーカーは「飛ぶように坂道を下れるスニーカー」を目指し、従来のランニングシューズにはなかった全く新しいアプローチを試みました。

そこで生まれたのが、極厚のEVAミッドソールを用いた「マキシマムクッション」構造です。この設計は、着地時の衝撃を大幅に軽減しながらも、反発力に優れた動きを実現するもの。HOKAが掲げるコンセプト「Time To Fly(さぁ、飛ぼう)」にもあらわれている通り、このクッション構造は重力を感じさせず「まるでマシュマロのようだ」と比喩されるほどです。

また、クッション性に優れる一方で足運びが重くならないのもポイントで、EVA素材ならではの軽さが、長時間のランニングやウォーキングにおいても疲労を軽減してくれます。

「ホカ オネオネ」という意味

HOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)という旧ブランド名は、創業者たちがニュージーランドを訪れた際、現地のランナーにかけられた言葉に由来します。これは、先住民族マオリ族の言語で「地上に舞い降りる時だ」という意味を持ち、まさに新たな挑戦や始まりを象徴するフレーズでした。

この言葉に強く心を動かされた彼らは、ブランド名として採用。英語では「Time To Fly」という意味合いにも通じており、初期のロゴにもこの英語表現が添えられていました。


革新的なテクノロジー

HOKAは「形状は機能に従う」という概念をシューズ設計の根幹に据え、トレイルランニングの世界に新たな潮流を生み出しました。特に2016年、世界最高峰のトレイルレースとされる「UTMB(Ultra Trail Du Mont Blanc)」で男女の優勝者がHOKAを着用していたことから、その革新性に注目が集まります。以下では、HOKAを象徴する主要テクノロジーを紹介します。

名称 特徴
Cushioned Midsoleクッションミッドソール 従来のランニングシューズよりもボリュームのあるミッドソールを採用し、優れた衝撃吸収性と反発力を両立。まるでマシュマロの上を走っているかのような軽やかな履き心地で、足や膝への負担を大幅に軽減。長時間のランニングでも快適さを保つ、HOKAの代名詞ともいえる技術。
Meta-Rockerメタロッカー つま先と踵の反り返りを強調したソール形状により、自然な体重移動をサポート。足が前方へ転がるように進むため、スムーズで効率的な走行を実現。無駄なエネルギー消費を抑え、ランニングの質を向上させる。
Active Foot Frameアクティブフットフレーム 足がミッドソールにしっかりとフィットするように設計されており、着地時の安定感が向上。足を包み込むような構造のため、ブレを抑え、足首や膝の負担を軽減。特に長距離走行やコンディションの悪い地面での安定性に優れている。
J-Frameジェイフレーム J字型の素材を配置し、足が地面に着地する際の内側への過度な倒れ込み(オーバープロネーション)を防止。必要なサポートを与えつつも、動きを妨げない自然な走行をサポート。安定性と快適性を両立した構造。
Carbon Fiber Plateカーボンファイバープレート プレート状のカーボン素材をミッドソール内部に搭載し、地面からの反発力を推進力に変換。ランニング時のエネルギーロスを減らし、スピードを求めるアスリートに最適。特にロードレースやマラソン向けのモデルに多く採用されている。

「Yes to Less(より少ない素材で、より多くのこと)」

HOKAは親会社であるDeckers Brandsと共に、サステナビリティの強化を企業全体の方針として掲げています。それが「Yes to Less」という理念で「より少ない素材で、より多くのこと」という意味をあらわします。ここでは、具体的に取り組んでいる環境配慮の内容についてご紹介していきましょう。

環境負荷に配慮した素材の活用

HOKAでは、環境負荷を軽減するための素材選びを積極的に取り組んでおり、現在販売されているフットウェアモデルの99%以上に、少なくとも1つの「優先素材」が使用されています。優先素材とは、リサイクル素材や再生可能な植物由来の素材、あるいは持続可能な天然素材のことを指します。

具体的には、アッパーのメッシュ素材やシューレース、インソールなどに再生ポリエステル繊維を採用。また、石油由来のプラスチック素材への依存を減らすために、サトウキビ由来のEVAフォームを用いたミッドソールも多くのモデルに取り入れられています。

さらに、HOKAは「PFCフリー」の撥水加工技術への切り替えも進めています。PFC(フッ素化合物)は環境への負荷が懸念されており、これを含まない撥水加工を導入することで、より安全でクリーンな製品づくりを目指しています。

製造・サプライチェーンにおける環境配慮

HOKAは製品そのものだけでなく、その製造工程や物流面においても、環境負荷の軽減に取り組んでいます。まず、エネルギー使用量の削減に関しては、2030年までにフットウェア1足あたりの製造におけるエネルギー使用を25%削減するという明確な目標を掲げています。

また、製造工程での水の使用量についても、同年までに20%削減することを目指し、水資源に配慮した生産体制も準備中です。さらに、親会社であるDeckers Brandsでは、物流施設における「廃棄物ゼロ」の実現に向けた取り組みを進行中。これは、埋め立て地に送られる廃棄物をゼロにすることを目的としています。

ファッション性やパフォーマンスだけでなく、環境への責任を意識した製品開発が、HOKAのブランド価値を支える大きな柱となっています。こうした取り組みを踏まえると、HOKAの製品を選ぶことは「サステナブルな選択肢である」と言えるかも知れません。


代表モデルで見る機能美

HOKAの魅力は、その機能性とデザインが融合した「機能美」にあります。ここでは、代表的なモデルを取り上げ、それぞれの特徴についてご紹介します。

BONDI(ボンダイ)シリーズ

HOKA-ONE-ONE BONDI

HOKAの中で定番スニーカーともいえる「BONDI 9」は、ロードランニング向けに設計されたモデル。厚みのあるEVAミッドソールは、日常のウォーキングにおいても抜群の快適さを提供します。

高水準のクッション性が着地時の衝撃を吸収し、メタロッカー構造によって滑らかな体重移動をサポート。デイリーユースやスポーツなど、幅広い用途で活躍します。

CLIFTON(クリフトン)シリーズ

HOKA-ONE-ONE CLIFTON

CLIFTONは、軽量性とクッション性のバランスに優れたシリーズで、デイリーランナーから高い支持を受けています。

2025年時点の最新モデルである「CLIFTON 9」は前作よりも軽く、ソールの厚みはやや増し、より柔らかくスムーズな走りを実現。日々のジョギングや軽めの運動にも適しています。アッパーには通気性に優れたエンジニアードメッシュを採用し、長時間の着用でも快適な履き心地を維持します。

TOR ULTRA(トゥー ウルトラ)

HOKA-ONE-ONE TOR-ULTRA

TOR ULTRAシリーズのローカットモデルである「TOR ULTRA LO」。トレイルシューズとハイキングブーツの要素を融合させた全天候型のスニーカーです。耐久性の高いビブラムソールを採用し、荒い地面や登山道でも優れたグリップ力を発揮します。

GORE-TEX素材を搭載したモデルも展開されており、雨や雪といった悪天候でも足元をしっかりと保護。長距離のアウトドアアクティビティはもちろん、都市部でのスタイリングにもマッチする、機能美あふれる1足です。

RECOVERY SANDAL(リカバリーサンダル)

HOKA-ONE-ONE ORA MULE

運動後の足をいたわるために設計されたリカバリーサンダル「ORA MULE」。スリッポンタイプで脱ぎ履きがしやすく、柔らかなミッドソールが足裏全体をやさしくサポートします。

ヒールカップと立体的なフットベッドが安定性を高め、気軽な街履きとしても快適。アスリートのアフターランシューズとしてはもちろん、水辺のアクティビティに着用するサンダルとしても重宝されます。

HOPARA(ホパラ)

HOKA-ONE-ONE HOPARA

水辺やぬかるみといったアウトドア環境に対応する高機能サンダル「HOPARA 2」。通気性の高いニットアッパーデザインと、排水性に優れた構造により、濡れてもすぐに乾きやすく、川辺のアクティビティや夏のハイキングに最適です。

グリップ力のあるラバーアウトソールとトグル仕様のシューレースにより、しっかりとしたホールド感を実現。街と自然をシームレスに移動できる、ハイブリッドな1足です。


人気ブランドとのコラボレーション

HOKAはスポーツ用スニーカーの枠を超え、さまざまなファッションブランドとのコラボレーションも展開しています。ここでは、注目を集めたモデルの中から5つをご紹介します。

Engineered Garments(エンジニアド ガーメンツ)

HOKA-ONE-ONE×Engineered-Garments

ニューヨークのブランド「Engineered Garments」とのコラボモデル「BONDI L」は、2020年にリリースされました。HOKAの人気モデル「BONDI」をベースに、ハラコやスエード、レオパードといったデザインでアレンジされており、ストリート色の強いアイテムとなっています。スニーカーとしての快適さはそのままに、ファッション性を格段に高めたコラボレーションです。

Moncler(モンクレール)

HOKA Moncler MAFATE SPEED 2

2021年、イタリアのラグジュアリーブランド「Moncler」とのコラボレーションにより誕生した「MAFATE SPEED 2」。HOKAの本格トレイルランニングモデルをベースに、洗練されたカラーリングや艶感のある素材使いで、モードな仕上がりに昇華されています。ビブラムソールをあしらった高いグリップ力や、ミッドソールのクッション性といったパフォーマンス面はそのままに、Monclerらしいエレガンスさが加わったこの1足。アウトドアとラグジュアリーが融合されたアイテムとして話題を呼びました。

BLACK COMME des GARCONS(ブラック コムデギャルソン)

HOKA-ONE-ONE×BLACK COMME des GARCONS

2024年に登場したのが、日本を代表するモードブランドで知られる「BLACK COMME des GARCONS」とのコラボレーション「TC 1.0」。全体をブラックで統一したミニマルなデザインに、アイレットのメタリックゴールドがアクセントとして映え、控えめながらも確かな存在感を演出しています。また、サトウキビ由来のミッドソールやリサイクル素材を用いることで、環境にも配慮した1足となっています。

Marni(マルニ)

HOKA Marni

2025年、イタリアのブランド「Marni」とのコラボレーションで登場した(BONDI B3LS)は、HOKAの代表モデルBONDIをベースに、ポップで大胆なカラーリングが施された遊び心あふれる1足。曲線的なアウトソールとモコモコとしたアッパーが組み合わさる事で、独自のテイストを放つデザインに仕上がっています。

WTAPS(ダブルタップス)

HOKA WTAPS

2024年に発表された「WTAPS」とのコラボモデル「ANACAPA LOW GTX」。GORE-TEXによる防水性能やビブラムソールによる高い耐久性はそのままに、WTAPSらしいオリーブやブラックを基調としたカラーリングで登場。ストリートカルチャーのエッセンスを加えた完成度の高いモデルとして、人気を博しました。


まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。2009年の創業以来、従来の常識を覆すような厚底ソールやクッション性の高さを追求し、ランニングシューズ界を牽引し続けています。近年ではリサイクル素材をはじめ再生・天然素材といった素材を導入し、環境負荷に配慮したフットウェア開発にも取り組んでいます。皆さんも「Time To Fly」を掲げるHOKAのスニーカーの履き心地を体感してみてはいかがでしょうか?

モードスケープではHOKA ONE ONEの買取を強化しています。アイテムの価値を適正に反映し、最高額を見出す査定をいたします。のアイテムを売りに出すか迷っている場合にも、是非モードスケープにご相談下さい。とりあえず値段だけ聞いて検討したいという場合は、LINE査定などで査定額を見積もることも可能です。

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HOKA ONE ONEの買取について

この記事を書いた人

小川剛司 (MODESCAPE 編集部)

ライター・ファッションモデル。学生時代のアルバイトからファッションの世界へ。大手セレクトショップの販売員、ECスタッフを経て、長年携わったアパレルの経験と知識を活かしWEBライターに。数々のファッションマガジンサイトで執筆を行い、メンズ・レディース問わずおしゃれを発信しています。現在は韓国を拠点にモデル活動しており、更なるファッション知識を探求中! Instagram:@t_t_k_k_s_s

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