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和の精神を現代に昇華する京都発ブランド「RAINMAKER」とは?

和の精神を現代に昇華する京都発ブランド「RAINMAKER」とは?

和の精神を現代に昇華する京都発ブランド「RAINMAKER」とは?

着想のベースとなる和装に、現代的なデザインを融合させた独自のスタイルで注目を集めているファッションブランド「RAINMAKER」。京都を拠点とし、トレンドに左右されない上品で控えめなデザインは、多くのファッション通から支持を得ており、着る人の所作や佇まいまで美しく演出します。

この記事では、RAINMAKERのブランド背景をはじめデザインの特徴や代表的なアイテムについて深掘りしていきます。最後まで是非ご覧ください。

RAINMAKERとは?

RAINMAKERは日本の伝統文化と現代的な感性を融合させ、独自の世界観で注目を集めるブランドです。長年ファッションの中心地である京都を拠点に、静かで本質的なものづくりを貫いてきました。ここでは、その設立背景やブランドコンセプト・デザイナーについて紹介します。

RAINMAKER
出典 tokyo-fashion-award.jp

ブランドの概要

RAINMAKERは2012年に設立し、2013年FWのファーストコレクションでデビューを果たしました。創業地であり、拠点となるのは日本の伝統と文化が息づく街「京都」です。

京都市内に構える直営店では1階が店舗、2階がアトリエという構成になっており、訪れる人々の顔が見える場所で服作りをしたいという、ブランドの想いが反映されています。店内では自社のアイテムに加えて、老舗レザーシューズブランド「JOHN LOBB」からも仕入れを行うなど、トータルコーディネートの提案やブランドの世界観を伝える重要な場にもなっています。

RAINMAKERの歩みは10年以上におよび、2024年FWシーズンからはパリ・ファッションウィークへの参加を表明するなど、日本の誇るドメスティックブランドとして躍進してきました。それでも変わらず、京都を拠点としたものづくりを続けています。その理由としては「落ち着いた環境で、自分たちのペースでものづくりしたい」「京都には老舗メーカーや名店が多く存在し、ブランドの理念に沿った新しい挑戦をしやすい場所」の2つを挙げています。

ブランド名「RAINMAKER」は渡部氏がもつ「雨男」としての一面に加えて、スイスの心理学者「カール・グスタフ・ユング」が宣教師から聞いた「雨降らしの男」の説話が由来とされています。

RAINMAKERのブランドコンセプトは「EVOLUTION, NOT REVOLUTION(革命ではなく、進化)」。歴史的なものや伝統的なものを現代の視点から捉え、自分たちの解釈でプロダクトに落とし込んでいきます。コレクションは、トラディショナルからカジュアルまで幅広く、ミニマルでモダンなデザインが特徴です。

デザイナー:渡部宏一

RAINMAKERを率いるのはデザイナー「渡部宏一」氏です。1980年、鳥取県生まれ。高校2年生の頃にデザイナーを志すきっかけとなったのは、商業施設設計士だった父からの影響だそう。

京都の大学へ進学し、在学中は京都に構えるシャツの専門ブランド「MORIKAGE SHIRTS」でアルバイトをすることになります。既製服やオーダーメイドのデザインを学びながら、洋裁学校にも通い、自身のオリジナルブランド「ストレイナー」を立ち上げます。

卒業後はフリーランスデザイナーの道を歩み、2008年にブランド「N4」をスタート。そして2013年にRAINMAKERを立ち上げ、2019年にはTOKYO FASHION AWARDを受賞するなど、その実力を証明してきました。


デザインとものづくりの特徴

RAINMAKERのプロダクトには、京都を拠点とするブランドならではの美意識と職人技が宿っています。伝統的な和の要素を取り入れながらも、現代的な視点で再構築されたデザインや、機能性と実用性を兼ね備えた素材選びなど、細部にまでこだわったものづくりが魅力です。ここでは、その背景にあるデザイン思想や技術について紹介していきます。

RAINMAKER COLLECTION
出典 us.fashionnetwork.com

和装からのインスピレーション

RAINMAKERのコレクションには、着物や作務衣・道着など、日本の伝統的な衣服から着想を得たデザインが随所に見られます。京都を拠点とするブランドならではのインスピレーションが息づき、和装のエッセンスを取り入れた独自のスタイルを展開しています。

ディテールにもその和の要素は色濃く表れており、衿や袖の仕立て・帯を思わせる構造など、伝統的な意匠を現代的に再構築。こうした工夫によって、RAINMAKERのアイテムは見た目の美しさだけでなく、動きやすさといった機能面でも優れています。

また、和装特有の「余白」や「間」の感覚もデザインに反映されており、ミニマルで洗練された佇まいが魅力。伝統と現代を調和させるRAINMAKERならではの美意識が、コレクション全体に表現されています。

素材選びと加工へのこだわり

RAINMAKERのものづくりには、日本のブランドらしい素材選びへの強いこだわりが感じられます。例えば、尾州産ウールや備前産コットンなど、国内で生産された上質な生地を用いたアイテムも数多く展開されています。

また、和装に着想を得たロングコートに防水加工を施し、まるでレインコートのような実用性を加えるなど、美しさと機能性を両立させるテクニックもRAINMAKERの魅力です。

ほかにも、和紙で作られた「紗織糸」を用いたダック生地など、日本独自の素材にも積極的に取り組んでいます。仕上げの工程でも、ラフな風合いが特徴のシワ加工や、手染めを用いて深みのある表情を生み出すなど、細部まで丁寧に仕上げる姿勢が随所に光ります。

ミニマリズムとラグジュアリーの融合

RAINMAKERの人気を支える大きな要因の1つが、ミニマルで洗練されたデザインです。特に、アイテムに用いられるカラーは黒・グレー・生成りといった落ち着いたトーンが中心で、重厚で洗練されたイメージを演出します。

また、ディテールの緻密さも秀逸。装飾を極力排したシンプルな佇まいは、モードでありながらラグジュアリーな雰囲気も持ち合わせています。

RAINMAKERは、見た目には「和」の要素を残しつつ、構造や設計は「洋」に根ざしたものづくりを得意としており、この絶妙なバランス感覚が、国内外のバイヤーから高く評価されている理由の一つといえるでしょう。


RAINMAKERの機能美が宿る代表作

ここでは、RAINMAKERの世界観を象徴する代表的なアイテムをご紹介します。各アイテムが持つ独自の背景やこだわりにもぜひ注目してみてください。

ORIENTAL COAT

ORIENTAL-COAT

日本の羽織をモチーフにした「ORIENTAL COAT」はミニマルながらも存在感のある1着。前立てを排したオープンフロントのデザインは、軽やかさと着やすさを両立しています。ウエストの紐を結ぶことで、サイズ感も調整可能。インナーを選ばず、和の趣を感じさせつつモダンなシルエットが印象的です。

WRAP COAT

WRAP-COAT

道着をモチーフにしたラップ型の「Robe Coat」は、ウエストを帯のように結ぶ仕様が特徴です。身幅にゆとりをもたせたAラインのシルエットは、ベルトの締め方次第で印象を変えることが可能で、体型に合わせたドレープが生まれます。春秋には軽やかなタイプライター生地、冬には防寒性のあるツイード生地など、季節に応じた多彩なバリエーションも魅力です。

DOUGI SHIRT

DOUGI SHIRT

和装を想起させるような前立てが印象的な「DOUGI SHIRT」。ドレスシャツのような美しい仕立てに、軽快な素材感が加わることで、カジュアルにもフォーマルにも着回しが効く万能アイテムです。

KIMONO SLEEVE SHIRT

KIMONO-SLEEVE-SHIRT

「KIMONO SLEEVE SHIRT」は名前の通り、着物袖のカッティングが特徴。前、後身・袖が全て1枚の布からできており、滑らかに肩から腕へと落ちる独特のラインを描きます。ビッグシルエットでサイジングされていますが、野暮ったくなりすぎないよう、裾に向かって絞りのきいたシルエットとなっています。

Gurkha Pants

Gurkha-Pants

ネパールのグルカ兵に由来する「Gurkha Pants」をモチーフに、より洗練された現代的シルエットにアップデート。ウエスト部分のベルトはスタッズボタンを使って留める仕様となっており、特徴的なディティールとなっています。上品な生地感とリラックスさを漂わせるシルエットで、都会的な装いにもマッチ。クラシカルな意匠と機能性のバランスが絶妙です。

DOUGI PANTS

DOUGI PANTS

帯のようなウエストベルトが印象的な「DOUGI PANTS」は、和装の意匠を現代的にアレンジしたデザイン。ベルトは装飾性だけでなく、腰回りをしっかりとホールドする実用性も兼ね備えています。ゆとりのあるヒップ、ワタリ部分から裾に向かって徐々に絞りを加えたテーパード仕様。イージーパンツながら、洗練されたシルエットを実現しています。


まとめ

ご覧いただきありがとうございました。RAINMAKERは、「和の精神」を取り入れた現代的なデザインとなっています。そして、ただ着るのではなく“纏う”ことで完成されるプロダクトは、静かに人々を惹きつけています。RAINMAKERの服に宿る美意識と静けさは、着ることでその魅力がより深く感じられるはずです。是非皆さんもその魅力を体感してみてはいかがですか?

モードスケープではRAINMAKERの買取を強化しています。アイテムの価値を適正に反映し、最高額を見出す査定をいたします。のアイテムを売りに出すか迷っている場合にも、是非モードスケープにご相談下さい。とりあえず値段だけ聞いて検討したいという場合は、LINE査定などで査定額を見積もることも可能です。

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RAINMAKERの買取について

この記事を書いた人

小川剛司 (MODESCAPE 編集部)

ライター・ファッションモデル。学生時代のアルバイトからファッションの世界へ。大手セレクトショップの販売員、ECスタッフを経て、長年携わったアパレルの経験と知識を活かしWEBライターに。数々のファッションマガジンサイトで執筆を行い、メンズ・レディース問わずおしゃれを発信しています。現在は韓国を拠点にモデル活動しており、更なるファッション知識を探求中! Instagram:@t_t_k_k_s_s

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