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A.PRESSEが解明する「一軍入りできる服」とは?

2022年10月8日

A.PRESSEが解明する「一軍入りできる服」とは?

A.PRESSEが解明する「一軍入りできる服」とは?

DAIWA PIER 39やWEEKENDなど人気ブランドのプロデュースに携わってきた重松一真が手掛けるブランド「A.PRESSE」を皆さんはご存じですか?ブランド設立からまだ間もない新鋭ブランドで、直営店こそないものの多くのセレクトショップにて取り扱いがあり、一度は見たことがある方もいらっしゃると思います。 私たちが毎日着る洋服にはモードやストリートなどといったファッションテイストがあり、シルエットからカラーまで様々なアイテムが存在しますが、その中からお気に入りを見つけることは意外と難しいものです。せっかくなので毎日着たいと思えるものが沢山欲しいと思うのは私だけではないはず。 A.PRESSEは、こうした思いを解明してくれる今注目されているブランドなんです。この記事では、A.PRESSEの背景やコンセプトからアイテムの特徴まで解説していきます。

A.PRESSE誕生のきっかけとは?

A.PRESSEは、2021年AWにスタートした新しいブランドです。これまで複数のブランドを人気ブランドへとプロデュースしてきた重松一真が、2人のデザイナーと共に新たなテーマを掲げて設立しました。

「さまざまな服を買っても、いつものお気に入りを着てしまう」という悩みを解明するプロジェクトとして、アイテムを編集するように作り上げるという新しいスタイルをとっています。それでは、A.PRESSEのコンセプトやテーマについて詳しくみていきましょう。

重松一真
出典 houyhnhnm.jp

疑問を解明するためのプロジェクト

A.PRESSEとは、「僕たちのワードローブに一軍入りできる服とは何かを考え、作ってしまおうというプロジェクト」です。素敵だと感じて購入しても、毎日手に取ってしまうような一軍の洋服というのは数えられる程しかないと感じる方は多いでしょう。

A.PRESSEの創立者である重松一真は一軍となることができる洋服とはどのようなものかを解明することを目的としてA.PRESSEを設立しました。古着のようにずっと着続けられるような洋服やヴィンテージに合わせられるような現代の洋服などを理想するブランドです。

重松一真とは?

重松一真は、デザイナーとしてA.PRESSEを設立する前から、ファッション業界では敏腕プロデューサーとして有名だった人物です。重松氏は、アパレルの輸入代理店で得た経験を元にアンシングスという会社を設立。

その後、DAIWA PIER 39やWEEKENDなどの人気ブランドのプロデュースや販売戦略を担っていました。アンシングスではDaiwa Pier39 や WEEKENDを含めた複数のブランドをビームス やユナイテッドアローズなどの販売先へ卸すことでブランドを世に送り出してきています。

これまでは、ドメスティックブランドやスポーツブランドを中心にプロデュースをしていましたが、これまで関わってきた中で重松氏が感じてきた洋服に対する疑問や理想を紐解いていくために作られたのがA.PRESSEという訳です。

3人で編集

A.PRESSEを語る上で欠かせないのが、「CLOTHING EDITORIAL DEPARTMENT」というテーマです。直訳すると衣類の編集部となりますが、洋服を作る時に複数のデザイナーが編集をするようにデザインしていくのがA.PRESSEのテーマです。

A.PRESSEでは、ブランドに世界観を持たせず、洋服単品の表現にこだわって作っています。重松氏を含め3人のデザイナーが世界中のアイテムから良い部分を編集し、洋服を作り上げます。コレクションでコーディネート組むようなブランドとは異なり、ひとつのアイテムで完結するのがA.PRESSEの特徴です。


A.PRESSEの強み

A.PRESSEは「世界観のないものづくり」を強みとしています。一見矛盾しているように感じられるかもしれませんが、先入観を持たせず、純粋にアイテム単品の魅力で勝負するA.PRESSEのこだわりが込められています。そして、それを支えるのが「シンプルかつ上品」であること、「過去モデルを現代的に解釈」したデザインです。詳しくチェックしてみてください。

A.PRESSEの強み
出典 instagram.com

世界観のないものづくり

強みとして、世界観がないというのはあまりピンと来ない方も多いかもしれません。A.PRESSEは、ブランドとしての世界観をあえて作らないことで、アイテムひとつひとつの完成度を高めた服作りをすることを重視しています。

シーズンテーマやシーズンカラーを設定することでデザイナーの気分や流行が色濃く出たアイテムが完成します。デザイナーの考えに共感した人がアイテムを購入する、という戦略をとるブランドには世界観は大切ですが、A.PRESSEはアイテムの匿名性を大切にしています。アイテムを単品で見た時の完成度を大切にし、誰にでも着られて、長く愛用することができる良い服を作りたいという気持ちをベースに洋服を作っています。

シンプルかつ上質に

A.PRESSEのアイテムは、こだわって作られたシンプルで上質なものばかり。その理由は、重松氏がA.PRESSEのターゲットとして描いているのが、毎日したい格好をする普通の人たちだからと言えます。Tシャツにジーパン、クルーネックのニットなど、ベーシックなアイテムを愛していながらもファストファッションでは満足できない人のために作られています。

シンプルで上質なものと言っても、素材にだけこだわるのではなく、縫製やデザインするに至った背景などもしっかりと作り込んでいます。例えば、カシミアの糸を10本取りして限界まで度詰めにした、重さ1kgを越えるセーター。コロナ過によって車移動が増えたことでアウターを着る機会が激減しました。しかし、ミドルゲージのセーターでは寒さを凌ぐことはできません。そこで、一枚でも丁度良いセーターを作ろうと考えて出来上がったのがFisherman Pullover Sweaterです。

このように洋服を作ろうと思ったきっかけに最後までこだわって製作するところにA.PRESSEの魅力が感じられます。

過去モデルを現代的に解釈

過去の逸品に経緯を払いつつ、現代的なアレンジを加えるのもA.PRESSEのアイテムの見所です。老舗の定番アイテムや名作アイテムにダメージ加工等を加えたり、染め方や起毛でアレンジを加えたりと、現代に合うヴィンテージアイテムを作り上げています。

【70年代の3rdタイプのトラッカージャケット】

トラッカージャケット

トラッカージャケットの最大の魅力は、ヴィンテージ加工にあります。ホワイトデニムは経年変化による変色や弱った生地感を忠実に再現。くすみも加えることで、汚れているような味わいも加えています。シルエットにもこだわっており、強撚させることにより、綾目を立たせ、ヴィンテージのラフな雰囲気を醸し出しています。トラッカージャケットらしく、着丈は短く、身頃や肩には適度なゆとりを持たせることで、可動域を広げました。

【イギリスのスポーツジャケットの代表格であるハリントンジャケット】

ハリントンジャケット

イギリスの老舗ブランドBARACUTAの名作であるG9をモデルに作られたハリトンジャケット。スポーティな印象のシルエットに光沢のあるウェザークロスを合わせることで上品な印象のアイテムに。エジプト綿の中でも厳選されたものしか使われないフィンクスコットンを贅沢に使用しています。裏地にはレーヨンカルゼが使われており、どことなくヴィンテージ感のあるワッシャー仕上げとなっています。

【アメリカンカバーオール】

アメリカンカバーオール

現代的なシルエットにアレンジしたアメリカンカバーオール。パターンだけではなく、肩回りのフィット感をアレンジしています。さらに着こまれたコットンの風合いを出すために、製品洗いをかけ、ハリとナチュラル感を残しています。エクリュの色合いは上品な印象を与え、デニムからスラックスまで幅広いボトムスと相性の良いカバーオールを作り上げました。

【アメリカ海軍のデッキジャケット】

デッキジャケット

アメリカ海軍のデッキジャケットをベースにしたアイテムは1940年代の色落ち感を見事に再現しています。珍しいレギュラーカラーのデニムにはダメージやオイル跡などが自然に加工されています。モデルとなったアイテムは、フロントを手付けのフック仕様にするなど持ち主のカスタムが加えられていましたが、その部分も忠実に再現されています。

他にも、90年代某ブランドのデニムシャツや60年代頃のvintageアメリカンワークシャツなど、A.PRESSEが持つヴィンテージ加工技術が光るアイテムを多く生み出しています。


VINTAGE感の表現力

A.PRESSEはVINTAGE感を表現する力に長けているブランドでもあります。ヴィンテージに合わせられるような現代的なアイテムを作りたいという重松氏の思いも反映されており、VINTAGE感を表現するために、加工に非常に力を入れています。ここでは、A.PRESSEが用いている代表的な加工技術を紹介します。

VINTAGE感の表現力

バイオ加工

バイオ加工とは、特殊な酵素を使って、布生地の表面を微生物に食べさせる加工です。バイオ加工を施すことで、生地がしっとりと柔らかくなり、ヴィンテージのような表情のある生地に仕上がります。A.PRESSEでは、ヴィンテージ感を出すためだけではなく、生地の良さを活かすために施されるのがバイオ加工です。

例えば、コットンにバイオ加工を加えることで、ハリやコシを柔らかくし、コットンそのものの良さを引き立たせます。Tシャツにするためのコットンをあえてバイオ加工することで、肌触りを上質なものに仕上げています。

ニドムバイオ加工

ニドムバイオ加工とは、製品洗いの表情や風合いを生地で表現する加工で、手間や時間がかかる加工のひとつです。先ほど紹介したハリントンジャケットにもニドムバイオ加工が施されています。スーピマコットンを超高密度で織り上げたバギーサテンにニドムバイオ加工をかけると原料の良さが引き立ち、高級感が醸し出されます。また、古着の着古した雰囲気によって、ヴィンテージ感が際立つという効果があります。

微起毛加工

僅かに起毛させる加工を微起毛加工と言います。桃の表面のようなふわっとした生地になり、肌触りが良くなるのが特徴です。元の生地によって、質感が変わるのも魅力。90 年代のアメリカブランドのツイルボタンダウンシャツをベースにつくられたBD SHIRTにも微起毛加工がかけられています。スーピマコットンの二重織ツイルが加工を施すことでふっくらし、心地よい肌触りとなっています。

汚し加工

A.PRESSEの汚し加工には、アイテムへのこだわりが表現されています。紹介した3rd Type Jacketは、特に汚し加工が非常に細かいことでも有名です。全て手作業で加工されており、アイテムの中でも部分的に加工の強弱があるのがポイント。袖や襟などの、汚れが付きやすい部位には多めに加工が施されています。本物の汚れを忠実に再現したような加工は、A.PRESSEのヴィンテージに対する思いが見える部分でしょう。

エンシュク加工

エンシュク加工とはシワを寄せたような加工を生地に施す加工です。シワにも種類があり、ごつごつした大きなシワから、波のように細かいシワまで様々です。A.PRESSEでは、エンシュク加工を施すことで、こなれ感を表現。A.PRESSEのCargo Shortsは、しわになりすぎない絶妙な加工をかけており、こなれ感がありながらしっかりとした生地感を際立たせています。

硫化染

伝統的な仕事着にも良く使われる硫化染。着続けていくうちに程よく色が抜け、独特な風合いと味わいが出てくるのが特徴です。色が落ちすぎず、使い込むことで風合いが出るため、ワーク感を出したいアイテムにぴったり。A.PRESSEではBD SHIRTにも使われており、濃いブルーの風合いが着るたびに変わっていくのを楽しめます。


まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。 モードスケープでは、A.PRESSEのアイテムのお買取りを強化しております。 A.PRESSEはシンプルで上質なアイテムを多く生み出しており、長く愛用できるアイテムが揃っているブランドです。立ち上げから間もないブランドですが、非常に注目されていますので、積極的に買取させていただきます。

買い換えのタイミングやサイズの変化によって合わなくなることなどもあるかと思います。そんな時に、モードスケープにご相談していただければ全力でお力になります。クリーニングやお直しが必要なものでも可能な限り良いお値段をおつけできるように吟味しながらお買取りしております。汚れやダメージがあるものでも、リペアを施して販売することも可能ですので一度ご相談ください。 とりあえず値段だけ聞いて検討したいという場合は、LINE査定などで査定額を見積もることも可能です。お気軽にご相談ください。

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MODESCAPEでは、A.PRESSEの買取を強化しています。A.PRESSEは、現代的に解釈されたVINTAGE感のモデルを展開しており、ジャケットやシャツからボトムスまでアイテム一つ一つの価値を理解し適正な査定をいたします。お買い取りをご検討の際は、お気軽にご相談ください。
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ブランド服専門の買取店モードスケープです。トレンドから過去の名作まで、ワクワクするブランドアイテムを販売・買取しています。ファッションに関する様々な記事・コラムを配信しています。

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