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退任が発表された「ルーク・メイヤー」が手掛けたOAMCの魅力に迫る

Supremeの元ヘッドデザイナー「ルーク・メイヤー」が手掛けるOAMCの魅力に迫る

退任が発表された「ルーク・メイヤー」が手掛けたOAMCの魅力に迫る

Supremeの元ヘッドデザイナーである「ルーク・メイヤー」というデザイナーを皆さんはご存知でしょうか?現在ではJIL SANDERのクリエイティブ・ディレクターも務めていますが、さらには自身のブランド「OAMC」も手掛けている稀有な人物です。彼が手掛けているOAMCはラグジュアリーストリートという新ジャンルを確立させたといっても過言ではありません。そんなOAMCは環境問題への新しい取り組みもスタートし、ますます注目を集めていましたが、2024年6月にルーク・メイヤー氏のクリエイティブ・ディレクター退任が発表されました。


この記事では、OAMCのクリエイティブ・ディレクターの退任が決まった「ルーク・メイヤー」の来歴をはじめ、「OAMC」とはどんなブランドなのかという疑問を解いていきたいと思います。

デザイナー「ルーク・メイヤー」の人物像


出典 nytimes.com

Supremeのヘッドデザイナーにまで登り詰めたルーク・メイヤーのキャリアとは一体どのようなものなのでしょうか。意外にもファッション分野ではなく経営学や金融学を勉強し、一度はウォール街で働くことを志した紆余曲折な彼の人物像を紐解いていきます。

ストリートカルチャーと経営学

イギリス人の母とスイス人の父を持つルーク・メイヤー。広大な自然と都会の両方を併せ持つカナダ・バンクーバーで生まれ、幼少期からストリートカルチャーに触れて育ってきました。ヒップホップやパンクロックの音楽を好み、スノーボードやスケートボードを嗜む彼ですが、後の自身の仕事となるファッションに関してはそれほど興味はなかったと言います。

そのためこの時にはファッションデザイン系の大学へは進学せずに、ビジネスを学ぶためアメリカにある名門私立大学「ジョージタウン大学」へ。国際的なビジネスや金融学を勉強したのち、さらに進学。世界最高峰の大学である「オックスフォード大学」で、経営学を学ぶためにイギリスへ渡りました。

学生生活も終わりを迎え、就職活動のためニューヨークのウォール街へとやってきたルーク氏。期待とは裏腹にいざ面接を受けてみても業界に大して面白みや興味を感じることができず、次第に仕事を探すことからフェードアウトをしてしまいます。ですが、ここが彼にとってターニングポイントとなるのです。

ジェームス・ジェッビアとの出会い

仕事が見つからないまま大学を卒業することになったルーク氏。ですがニューヨークから離れることはなくダウンタウンでただただスケートボードを楽しむ日々を過ごします。そこで知り合ったのが「ジェームス・ジェッビア」。「Supreme」の創業者である彼との出会いはまさに人生を変えるきっかけでした。

意気投合したルーク氏はさっそくSupremeで働くことになったのですが、ここでビザの問題が浮上します。カナダ出身の彼はビジネス系のビザしか取得しておらず、ファッション業界で働くにはそれに関するビザが必要でした。そこでビザ取得のため「カルバン・クライン」や「マイケル・コース」らを排出した名門「ニューヨーク州立ファッション工科大学」で1からデザインの勉強をすることになります。

その中で「イタリアで1年間テーラリングを学ぶ」というカリキュラムがあり、彼は実際にイタリアへと渡り、そこでテーラリングの基礎を学びました。この経験はダイレクトに彼のキャリアに直結しており、のちに立ち上げるOAMCのルーツにもなっています。

無事ファッション系のビザを習得し、Supremeでキャリアを積み、2004年からはヘッドデザイナーへ昇格。6年間勤め上げ、2010年にSupremeを去ることになります。

OAMCの始動

Supremeを退社してから4年後、2014年に「OAMC」を立ち上げます。人気ストリートブランドの元ヘッドデザイナーが手掛けるブランドとして多くのファッショニスタたちが注目しました。

ブランドを立ち上げることになったきっかけは、前述したイタリアへのテーラリング修行が大きく関わっています。彼はデザインや仕立ての勉強をすることで素材に対する知識や「抽象的なイメージを具体的に製品として落とし込むこと」がとても大事だと心得ます。

デザイナーとしてキャリアを積む中で、更にハイクオリティなものづくりを目指すようになり、ヨーロッパのハイブランドが持つクオリティと、Supremeのチームでやっていたことや視点を両立できるのは自分しかいないと感じ、それを体現すべくOAMCをスタートさせたのです。

2017年からは妻である「ルーシー・メイヤー」とともに「JIL SANDER」の共同クリエイティブ・ディレクターを兼業することになります。ルーシー氏の経歴も輝かしいもので、マーク・ジェイコブス期の「Louis Vuitton」や「Balenciaga」で経験を積み、その後は「Dior」でヘッドデザイナーに就任しています。

2024年6月にルーク氏はOAMCのクリエイティブ・ディレクター退任を発表。ブランドは解体することなく、今後は彼の長年連れ添ったデザインチームによってテーマや世界観が引き継がれます。


OAMCについて

OAMCについて

ラグジュアリーなテイストとストリートなスタイルが融合した新感覚のブランド。多くのファッショニスタから支持され、近年ではサステナブルな活動も見られるOAMCについて解説していきます。

OAMCとは?

実はOAMCの立ち上げにはルーク氏だけでなく「Carhartt WIP」でクリエイティブ・ディレクターのキャリアを持つ「アルノー・ファー」がビジネスパートナーとして肩を並べます。

フランス・パリを拠点としていくつかチームが構成されており、デザインはパリ、商品の企画や生産はミラノで行われています。時折フランスやポルトガル、日本でも生産されることがあり、厳選されたこだわりのあるものづくりが魅力です。

こだわりは生産面だけでなく、素材やシルエットにも存分にあらわれています。ルーク氏がイタリアで学んだテーラリングの技術はブランドの根幹であり、上質な素材も相まってラグジュアリーなシルエットを作り上げています。そこにスパイスとしてプラスされるのが彼がニューヨークで十二分に体感してきたストリートカルチャーです。上品な中にラフでリラックスなストリートテイストがミックスされるのはとても新鮮で、これこそが「ラグジュアリーストリート」と呼ばれるジャンルの筆頭に立っている所以です。

ブランド名である「OAMC」の4文字には特定の意味を持たず、シーズンやコンセプトによって意味が変わります。2018年FWでは「Once A Mother Child」。そして2021年FW「One Approaah Myriad Collages」のようにOAMCがテーマの頭文字に当てはめられます。

コンセプト「tough high fashion」

ルーク氏とアルノー氏のキャリアが落とし込まれたデザインやジャンルが特徴。ストリートやワークスタイル、ミリタリーからテーラードまで幅広いカテゴリーを網羅しています。それらの歴史は尊重しながらもあくまでモダンにブラッシュアップされており、現代の技術を駆使した機能的で実用性のあるデザインに仕上がっています。

ラグジュアリーかつストリートなブランドとして認知されていますが、OAMCは常に変化を続けていると言い、

「物事が自然と進んでいくように、人の美意識や人間の在り方は変わっていく。それだけでなく、生産における技術や素材なども時代によって変化していく。」
「その時々に相応しいものや面白いと思うものをピックアップしていて、それらををOAMCに投影している。」
「それらが世間から受け入れられるためには常に高水準な製品であることが必要。」

とインタビュー語っています。

新プロジェクト「RE:WORK」

2022年に発足したプロジェクト「RE:WORK」。破棄されたり、着古された服をただ処分するのではなく新しい製品としてアップサイクルさせることを目的とした取り組みです。そうすることで新しい原材料の使用を減らし、エネルギー消費を抑えた生産が可能になります。

OAMCでは「PEACEMAKER」というリメイクの手法を取り入れたシリーズもあり、以前からサステナブルなものづくりに関心を持っています。服の再利用を行うプロジェクトの第1弾として選ばれたテーマが「ミリタリー」。デッドストックやビンテージ生地を主に採用し、アメリカのM65フィールドジャケットやチェコのプルオーバー、そしてイタリアの囚人服などが新たにライナーコートやシャツ、ベストへと生まれ変わります。

RE:WORKはアップサイクルを用いたアイテムだったとしても、メインラインと同じクオリティのものづくりは絶対としており、一切の妥協はしないのが魅力であり特徴です。今回ミリタリーをテーマにしたきっかけとしてはOAMCで実際に数シーズン展開し、ミリタリーウェアの構造や加工、仕上げの面でどのようにすればいいか、という扱いに慣れていた点。

それに加えて、ルーク氏はミリタリーウェアの持つ、機能面や実用性に尊敬の念を抱いており、意図を持って作られたアイテムに今一度フォーカスを当てたと言います。RE:WORKでの今後のサステナブルな取り組みに注目です。

シグネチャーアイテム

OAMCを代表するシグネチャーアイテムをご紹介。ラグジュアリーストリートの名に恥じない、魅力的なアイテムたちがリリースされています。

PEACEMAKER Jacket ピースメーカー ジャケット

PEACEMAKER Jacket

2016年に登場したOAMCのアイコンアイテムとも呼べるPEACEMAKERロゴのライナージャケット。ビンテージの米軍余剰品であるM65ライナーをリメイクしたジャケットで無骨なシルエットがポイントです。

リップストップ生地で破れやダメージにも強く、それでいて軽量で保温性のある機能面の良さが魅力。フロント、バックともに施された刺繍ロゴは雰囲気があり、カラー展開も豊富です。ブランドを知るエントリーアイテムとしておすすめ。

PEACEMAKERの売り上げの一部は慈善団体「Immigration Families Together」に寄付をしています。

グラフィック・ロゴアイテム

グラフィック・ロゴ

こちらもOAMCの定番アイテムとも呼べるグラフィックシリーズ。カットソーやシャツをはじめ、スウェットなど様々なカテゴリーのアイテムにグラフィックが落とし込まれています。

デザインは風景や花、動物など色々あり、シーズン毎に新たなグラフィックを展開。中にはコンセントのプラグをモチーフにしたものもあり、アーティスティックなムードを漂わせています。

カラーも様々でグラフィックの良さをいかした色鮮やかデザインもあれば、モノトーンでシックな配色のデザインもあり、ラインナップの多さが魅力的なシリーズと言えます。

Regs Pant レッグスパンツ

Regs Pant

OAMCの中でも人気の高いレッグスパンツ。クロップド丈でクリーンな印象のある、テーパードシルエットのパンツ。ストリートながらもラグジュアリーさを感じさせる、まさにブランドコンセプトを体現したかのようなアイテムとなっています。

ウエストは部分的にゴムとベルトが付いており、イージーパンツとして、ラフなスタイリングも可能。斜めに装飾されたジップポケットは機能性とデザイン性の両方を兼ね備えています。どんなアイテムともフィットしてくれる、マストバイな1着です。


コラボレーション

OAMCの世界観を残しながらも、上手く調和の取れたコラボレーションのアイテム。特にルーク氏が在籍していたSupremeとのコラボは必見です。

×adidas Originals by OAMC

adidas Originals by OAMC

2019年からスタートしたOAMCとadidasのコラボ。ローンチするのはスニーカーで現在では「Type O-1」から、最も新しい2021年FWの「Type O-9」までリリースされています。

adidasの中でもよりファッションに特化したoriginalsのスニーカーを再構築しており、OAMCらしいモダンな出立ちが特徴。快適なクッションかつ高性能なZXシリーズもあれば、クラシカルなサンバシリーズもリリースしていたりと、隙のないコラボを展開しています。

×Supreme

Supreme

2019年に実現したSupremeとのコラボ。ヘッドデザイナーを退任してから約9年後に再び古巣とタッグを組むことになり、ファッション業界で話題となりました。

ベースとなるアイテムはOAMCのシグネチャーであるPEACEMAKERのライナージャケット。背面にはOAMCとSupremeのブランドロゴが大きく並び、ファンを歓喜させました。こちらも従来のPEACEMAKERシリーズ同様、売り上げの一部は「Immigration Families Together」へと寄付されます。

ちなみにこの慈善団体の活動は、国境の壁によって離れ離れになった家族を再び結び付けることを目的にしており、まさにルーク氏とSupremeの関係性をあらわしたようなドラマがあります。

×fragment design

OAMC fragment design

藤原ヒロシ率いるfragment designとOAMCとのコラボは2020年と2022年の2回行われています。第1弾ではPEACEMAKERロゴを落とし込んだジャケットやカットソーをはじめ、タンブラーもリリースされています。

第2弾では古着好きにはたまらない、ヴィンテージの風合いが絶妙なスノーパーカー。環境に配慮したオーガニックコットンを用いたクルーネックシャツや天然染料による後染め加工が施された製品も見られ、2年もの間でより時代にフィットしたラインナップがローンチされました。

×WTAPS


出典 wwdjapan.com

2022年に行ったWTAPSとのコラボでは、限定121着という希少さから大きな反響を呼びました。

PEACEMAKERのライナージャケットをベースにデザインを再構築。背面にはアートワークが施されたポップな自体のネームロゴが装飾されています。それに加えて、WTAPSとOAMCの刺繍が下部にデザインされています。

また特筆すべき点はフロント部分に取り付けられたラベル。ここには手書きのシリアルナンバーが記載されており、よりアイテムを貴重なものへと昇華させています。

×NASA


出典 mastered.jp

2023年に行ったNASAとのコラボではゴールデンレコードをモチーフにデザイン。ゴールデンレコードとは1977年にNASAが打ち上げた2機のボイジャー探査機に搭載されていたレコードのこと。ここには地球の文化や生命の存在を伝える音や画像が収められています。

地球外生命体に向けて作成されたそのレコードにインスパイアを受け、デザインされたのが今回のコラボです。フーディやボンバージャケット、カットソーがラインナップに並び、プリントされているフォトグラフィやパッチは宇宙を彷彿とさせる、壮大なテーマで装飾されています。

OAMCは他にもGraphpaperやEditionとのコラボでも人気を博しています。


まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。ストリートカルチャーとイタリアで学んだテーラーをベースにラグジュアリー感が融合されたOAMC。そして、OAMCを手掛けつつJIL SANDERでも夫婦でクリエイティブ・ディレクターを務めるルーク・メイヤーについて解説していきました。OAMCという解釈はシーズン毎のコンセプトによって変化するので、その変化を追っていくのも楽しみの一つですね。また、OAMCは取扱店舗も多くはないですが、ポップアップストアも開催することもあるので、是非お手にとってその魅力を感じてみてはいかがですか?


モードスケープではOAMCの買取を強化しています。アイテムの価値を適正に反映し、最高額を見出す査定をいたします。OAMCのアイテムを売りに出すか迷っている場合にも、是非モードスケープにご相談下さい。とりあえず値段だけ聞いて検討したいという場合は、LINE査定などで査定額を見積もることも可能です。お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

MODESCAPE

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