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都市と自然をつなぐアウトドアブランド「Goldwin」の今

都市と自然をつなぐアウトドアブランド「Goldwin」の今

都市と自然をつなぐアウトドアブランド「Goldwin」の今

アウトドアを愛する人なら一度は耳にしたことはある「Goldwin(ゴールドウイン)」。1950年代にスキー用セーターでスタートした日本生まれのアウトドアブランドで、いまや山でも街でも活躍する「テックウェアの定番」として、多くのファンに愛され続けています。

この記事では、最新素材とミニマルなデザインが魅了であるGoldwinについて、ブランドの歴史や機能性をはじめ、人気ライン、注目アイテムを分かりやすく紹介します。是非最後までご覧ください。

Goldwin(ゴールドウイン)とは?

1950年代にニット工場から始まったGoldwinは、スキーウェアの技術を礎に進化を遂げ、今では都市と自然をつなぐアウトドアブランドとして国内外で注目を集めています。ここでは、ブランドとしてのGoldwinに焦点を当て、その成り立ちや背景を詳しく紐解いていきます。

Goldwin

ブランド概要

「Goldwin(ゴールドウイン)」は日本のアウトドアブランドの中でも、特に高機能かつミニマルな美学を体現する存在として知られています。多くの人が「Goldwin=企業名」と認識しがちですが、ここでいうGoldwinは「Goldwin Inc.(株式会社ゴールドウイン)」が展開する自社ブランドの1つです。

同社はTHE NORTH FACEやHELLY HANSENなどのライセンス事業でも有名ですが、Goldwinブランドはその中でも「日本発の技術と美意識」を結集した、純粋なオリジナルラインとして差別化されています。Goldwinブランドの特徴は、テクニカルな機能性と都会的なデザイン性の融合といえるでしょう。特に近年は、都市部での通勤や移動に適した「アーバンアウトドア」としても高い評価を得ています。

ブランドヒストリー

Goldwinは1950年に、富山県で「西田東作」氏によって創業されました。彼の義兄がメリヤス(ニット)の技術者であったことから、社名を「津澤メリヤス製造所」とし、ニットの生産を開始します。1963年には会社名も現在の「Goldwin Inc.(株式会社ゴールドウイン)」に変更しました。名前の由来は「ゴールド・ウイナー(Gold Winner)」で、古代オリンピックにおいて勝者に与えられた称号にちなんでいます。

Goldwinはこの頃から、日本ではまだ発展途上だったスキーウェアの製造に取り組み始めました。もともとニット製品を得意としていた同社は、デザイン性と機能性を兼ね備えたウェアを展開し、当時のゲレンデでは象徴的なスタイルとして注目を集めていたそう。

1964年の東京オリンピックでは日本代表選手のユニフォームも制作。日本人金メダリストの8割がGoldwin製のユニフォームを着用していたといいます。1990年代から2000年代にかけては、スキーやスポーツに特化したウェアにとどまらず、アウトドアやトレーニングといった多分野に進出。特に注目すべきは、2010年代以降の「都市型テックウェア」への進化です。

ミニマルで洗練されたデザイン、軽量でストレスのない着心地、そしてサステナブルな取り組みにより、山と街をシームレスに行き来する新しい価値観を提案しています。現在では、アスリートはもちろん、都市で暮らす人々にも選ばれるブランドへと成長しました。スキーウェアからスタートしたGoldwinが、グローバルに展開するライフスタイルウェアブランドとして注目を集めているのです。


Goldwinが愛される3つの理由

自然の厳しさに耐える機能性と、都市生活になじむ洗練されたデザイン。Goldwinが幅広い層から支持される理由には、単なるアウトドアウェアにとどまらない工夫と哲学があります。ここでは、その中核をなす3つの魅力について詳しく見ていきましょう。

ハイパフォーマンス素材

GORE-TEX

Goldwinの製品がアウトドア愛好家や都市生活者から高く支持される理由の1つが、素材選びへのこだわりです。代表的なのは、防水・透湿性能に優れた「GORE-TEX」や、高耐久で強度の高い「CORDURA」、そして保温力に優れた「PRIMALOFT」などが挙げられます。

特定のモデルでは、フードや前身頃に撥水性が秀逸な「PERTEX」、背中や脇には通気性とストレッチ性を備えた「POLARTEC」を採用するなど、部位ごとに異なる素材を使い分けるハイブリッドな設計が施されているのも特徴です。

これらのハイパフォーマンス素材を適材適所に組み合わせることで、Goldwinのウェアは登山やスキーといった過酷な自然環境はもちろん、天候の変わりやすい都市生活においても快適な着用感を実現しています。

北欧ブランドが好む色調

Goldwinのデザインで特に評価されているのが、グレー・ホワイト・ブラックといった落ち着いた色調です。これらのシンプルなカラーは、街中でも自然になじみ、控えめながらも洗練された印象を与えてくれます。

こうしたミニマルな配色は北欧ブランドにも通じる美意識を感じさせ、従来のアウトドアウェアに多かった派手な色使いとは一線を画します。アウトドアギアを日常のスタイルに取り入れるライフスタイルが広がる中で、Goldwinのカラーリングは、年齢や性別を問わず多くのユーザーに支持されているのです。

サステナブル開発

サステナブル開発
出典 about.goldwin.co.jp

Goldwinは2021年、新たな中期5カ年経営計画として「PLAY EARTH 2030」を発表しました。この計画では「事業におけるサステナビリティ」と「環境におけるサステナビリティ」の両面から、気候変動への対応と持続可能なビジネスの再構築に取り組んでいます。

その一環として、植物由来の成分を主原料とした「Brewed Protein™」や、使用済みのペットボトルや衣類を再利用したリサイクルポリエステルなど、環境負荷を抑えた素材を積極的に採用。限りある資源を循環させることで、環境への配慮とサステナブルなものづくりを両立させています。


展開している主なライン

Goldwinは用途やライフスタイルに合わせて多彩なラインを展開しています。競技志向のスキーウェアから都市生活に溶け込むライフスタイルウェア、さらには未来のファッションを見据えた実験的プロジェクトまで、そのバリエーションは実に豊かです。ここでは、それぞれの特徴をご紹介していきます。

Ski

Goldwinの原点ともいえる「Ski」ラインは、競技用からフリーライドまで対応する本格的なスキーウェアを展開しています。素材には「GORE-TEX PRO」や「Dermizax」を採用し、過酷な雪山環境でも優れた防水性・透湿性・耐久性を発揮。

近年では吸水速乾性に優れたアクティブインサレーション素材「Octa Insulation」も導入されており、軽量で快適な着心地が支持されています。アスリートはもちろん、一般ユーザーにも扱いやすく、信頼性の高いスキーギアとして世界中で評価されています。

Performance

「Performance」は、トレイルランニングや登山などアクティブな用途に向けて設計された高機能ラインです。世界の上位レベルで活躍するトレイルランナーからフィードバックを受けた製品たちがラインナップに並びます。

ストレッチ性・速乾性・軽量性を重視した素材選びがなされており、モデルによっては「PERTEX QUANTUM」や「POLARTEC Delta」などを採用。これにより、運動時の体温調整がしやすく、汗をかいてもベタつかず快適に過ごせます。衣服内の蒸れを逃がすベンチレーション構造や、リフレクトディティールによる夜間の視認性向上など、動的なシーンを想定したディテールも充実。軽量ながら高機能なウェアを求めるユーザーに最適なラインです。

Lifestyle

2016年FWからスタートした「Lifestyle」ライン。スキーウェアにルーツを持つGoldwinのアイデンティティを受け継ぎ、快適性と合理性を追求した無駄のないデザイン・機能性が特徴です。防水・防風性に優れたテックファブリックをはじめ、特定のモデルでは海洋プラスチックごみを再生した中綿素材など、サステナブルなマテリアルも採用。

日常に取り入れやすく、街の風景にも自然に馴染むアウトドアウェアとして、高い支持を集めています。

Goldwin 0

「Goldwin 0」は、2022年に東京で開催されたファッションウィークで発表されたラインです。ファッションを通じてサステナブルな社会の実現を目指すこの取り組みでは、ロンドンを拠点に活動するデザインデュオ「OK-RM(オリヴァー・ナイト&ローリー・マクグラス)」がクリエイティブディレクターに就任。

さらに、ニットウェアのデザインには「BALENCIAGA」や「LEMAIRE」などで経験を積んだ「ジュリア・ロドヴィッチ」氏を起用し、2025年春夏シーズンからは、20年以上のキャリアを持つ「ヌー・アバス」氏がデザインディレクターに加わるなど、実力派のクリエイター陣が揃っています。

素材面でも、リサイクルナイロンや羊に優しいノンミュールジングウールを採用。中でも注目されているのが、植物由来の新素材「Brewed Protein™」。不要になっても自然に分解され、最終的には土に還るとされる、地球環境に配慮した次世代ファブリックです。

C3fit Technology

「C3fit Technology」の「C」は、それぞれ「Compression(段階着圧によるサポート)」「Conditioning(身体機能の調整)」「Comfort(快適なフィット感)」の頭文字に由来します。これらの要素を組み合わせることで、スポーツ中のパフォーマンス向上から運動後のリカバリー、そして日常のコンディショニングまで幅広くサポートする、Goldwin独自のテクノロジーです。

適切に設計された段階着圧は、血流の促進やむくみの軽減・運動効率の向上を目的としており、一般医療機器の基準を満たすタイツも展開。高機能なストレッチ素材を使用することで、ランニングや登山・長時間の移動といったさまざまなシーンで快適さとパフォーマンスを両立します。


定番・人気アイテム

高い支持を集めている定番・人気アイテムの数々。過酷な自然環境に対応するアウターから、都市生活でも活躍するパンツやバックパック、さらに次世代素材を取り入れたニットまで、Goldwinらしさが凝縮された注目アイテムを紹介します。

GORE-TEX 900FP ダウンジャケット

GORE-TEX 900FP ダウンジャケット

極寒地でも頼れるGoldwinの定番ダウンジャケット。「GORE-TEX PRODUCTS」を使用し、優れた防水性と透湿性を確保。中綿には900フィルパワーのダウンを使用しており、軽量ながら高い保温力を発揮します。

フードやポケットまわりのディテールもシンプルで、都市部でもアウトドアでも活躍する1着です。

GORE-TEX 3L スキージャケット

GORE-TEX 3L スキージャケット

Goldwinのスキーウェアの中でも特に人気の高いのが「GORE-TEX 3L」素材を採用した3層構造のジャケットです。高い防風性と優れた透湿性を兼ね備えており、ゲレンデはもちろん、バックカントリーといった過酷な環境でも快適な着心地をキープします。

また、Goldwin独自の人体工学に基づいた立体設計により、関節に沿ったカッティングが施されています。そのため、肩まわりの可動域が広く、体の動きにしなやかにフィット。運動性と快適性の両立が追求された1着です。

Pertex Shield Air マウンテニアリングジャケット

Pertex Shield Air マウンテニアリングジャケット

通気性に優れた「Pertex Shield Air」素材を使用し、長時間の登山でも蒸れにくい構造が特徴の軽量シェルジャケット。

雨や風を防ぎつつも内部の湿気を効率よく排出するため、春夏シーズンのアクティビティにも最適です。パッカブル仕様で持ち運びにも便利な設計。

One Tuck Tapered Stretch Pants

One Tuck Tapered Stretch Pants

Goldwinの人気ボトムス。腰回りにワンタックを設けたゆとりあるシルエットで、裾にかけて自然に細くなるテーパード仕様。ストレッチ性の高いポリエステル混素材を使用しており、オフィスカジュアルから旅行まで幅広く対応。シンプルでありながら計算されたパターン設計が魅力です。

Vapor Trail Pack 24L

Vapor Trail Pack 24L

日帰り登山から都市での通勤まで対応する24Lサイズの多用途バックパック。軽量かつ耐摩耗性のあるナイロンとコットンの混紡素材を使用し、ショルダーストラップや背面パネルには通気性の高いメッシュを採用しています。内部にはPCスリーブも備え、アウトドアとタウンユースの両方で活躍します。


コラボレーションアイテム

Goldwinは国内外のブランドや革新的な素材開発企業とコラボレーションを重ねることで、新たな価値観を持つプロダクトを生み出してきました。ここでは、注目のコラボレーションアイテムを紹介します。

Goldwin 0 × Spiber

Goldwin 0 × Spiber
出典 apparel-web.com

Goldwinと「Spiber」は、2023年FWコレクションで共同開発したコラボレーションアイテムを展開しました。そこでは、次世代素材「Brewed Protein™」を使用したサステナブルなウェアが登場しています。

植物由来の原料を発酵させて作られるこの素材は、石油や動物性資源に頼ることなく、高い強度と耐久性、さらに生分解性も兼ね備えているのが特徴です。本コレクションは「REGENERATIVE CIRCLE(再生のための共同体)」をコンセプトに掲げ、循環型社会の実現を目指して開発されました。

さらに、2024年には「人と自然が共に調和し、共鳴する世界」をコンセプトにしたテーマ「Utopian Uniform」のもと、Goldwinに加えてTHE NORTH FACE・NEUTRALWORKSの各ブランドから、「Brewed Protein™」を活用したコラボレーションアイテムが発表されました。

ラインナップには、機能性と汎用性を兼ね備えたクルーネックセーターやカーディガン・フーディ・アノラックパーカーが揃い、日常からアウトドアまで幅広いシーンで活躍するウェアとなっています。

Goldwin× OAMC

Goldwin× OAMC

パリを拠点とするファッションブランド「OAMC」とのコラボレーションでは、Goldwinのテクニカル素材とOAMCのミリタリー・ワークウェア的な視点が融合。

都会的で洗練されたカラーリングに、耐久性・撥水性・などを兼ね備えた機能素材を採用し、スタイルと実用性の両立を図っています。このコラボレーションは、2025年時点で2シーズンにわたり実現しています。

Goldwin × KAPTAIN SUNSHINE

Goldwin × KAPTAIN SUNSHINE

スキーをルーツに持つGoldwinと、都市生活に根ざしたファッション性を追求する「Kaptain Sunshine」。継続的にコラボレーションを行っている両ブランドのコラボレーションでは、軽さ・保温性・着心地といった機能性に加え、洗練されたデザイン性を両立。

アウトドア感が強すぎず、かといって街着に寄りすぎない、絶妙なバランスのアイテムに仕上げられています。


まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。Goldwinは、スキー競技で培われたノウハウと最新テクノロジーを掛け合わせ、日常でも使いやすいアウトドアウェアを生み出してきました。さらに、環境に配慮した新素材への挑戦や実験的な「Goldwin 0」ラインなど、未来に向けた取り組みも注目されています。機能的で長く愛用できるGoldwinのウェアは、これからの暮らしをより快適にしてくれるでしょう。

モードスケープではJACQUES MARIE MAGEの買取を強化しています。アイテムの価値を適正に反映し、最高額を見出す査定をいたします。のアイテムを売りに出すか迷っている場合にも、是非モードスケープにご相談下さい。とりあえず値段だけ聞いて検討したいという場合は、LINE査定などで査定額を見積もることも可能です。

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Goldwinの買取について

この記事を書いた人

小川剛司 (MODESCAPE 編集部)

ライター・ファッションモデル。学生時代のアルバイトからファッションの世界へ。大手セレクトショップの販売員、ECスタッフを経て、長年携わったアパレルの経験と知識を活かしWEBライターに。数々のファッションマガジンサイトで執筆を行い、メンズ・レディース問わずおしゃれを発信しています。現在は韓国を拠点にモデル活動しており、更なるファッション知識を探求中! Instagram:@t_t_k_k_s_s

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