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語り継がれるハイブランドの「アイコンバッグ」の誕生秘話とは?

2023年10月18日

語り継がれるハイブランドの「アイコンバッグ」の誕生秘話とは?

語り継がれるハイブランドの「アイコンバッグ」の誕生秘話とは?

ハイブランドのアイコンアイテムの中には、セレブはもちろん、王妃も愛用した名品が多数存在します。特にアイコンバッグは長い歴史を持ち、現在でも誕生当時のデザインを引き継ぎつつ進化し続けています。
そんなアイコンバッグが誕生するまでのストーリーや背景について、皆さんはご存知でしょうか?誕生時と現在ではアイテムの名前が違ったり、誕生秘話には当時の時代背景を感じるものなど、調べていくと知らなかった新事実も多くありました。


この記事では、ハイブランドのアイコンバッグに焦点を当て、起源や歴史について深掘りをしていきます。また、現行品との違いについても解説していきますので、是非ご一緒に知識を深めていきましょう。

HERMES ケリーバッグ

1837年にティエリ・エルメスによって創業された「HERMES」。 ブランドのアイコンバッグとして「バーキン」も挙げられますが、それと肩を並べるほど「ケリー」も人気があり誰もが手にしたい憧れの的となっています。

HERMES

モナコ王妃も愛用した「ケリーバッグ」

ケリーバッグは元々「サック・ア・クロア」という名前で、1936年にHERMESの当時の社長である「ローベル・デュマ」によって製作されました。元々は乗馬サドルを収納するバッグとして発売されましたが、あることがきっかけで世間への認知度を爆発的に高めることになります。それはアメリカの女優からモナコ公国の王妃となった「グレース・ケリー」がパパラッチや群衆から、妊娠中のお腹をそのバッグで隠したのです。その一連が雑誌に掲載されバッグは瞬く間に有名に。

その後、1956年にHERMESはモナコ王室の許可を得て、サック・ア・クロアから彼女の名前にちなんだ「ケリー」へと名称の変更をします。装飾的なものを一切省いた、女性のためのシンプルで気品のある機能的なアイテムとして、HERMESの人気アイコンバッグに位置付いています。

ショルダーストラップが付属していて2WAYで楽しめるケリーには、外縫いと内縫いの2種類がリリースされています。外縫いはクラシカルでフォーマルな印象。反対に内縫いには上品ながらもカジュアルな雰囲気があり、デイリーシーンにとてもフィットします。サック・ア・クロアと比べるとケリーは上辺が短い台形のシルエットをしていて、フラップは長めの作りになっています。時代に左右されないシックなデザインですが、このようにしっかりと、年代を重ねるごとにアップデートは施されており高級メゾンとしてのこだわりを感じることができます。

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LOUIS VUITTON スピーディ

高級バッグといえば「LOUIS VUITTON」とされるほど世界中で愛用者も多いフランス発の老舗メゾン。 1854年に創業された歴史あるこのブランドは数多くのアイコンバッグをリリースしています。

LOUIS VUITTON

移動手段の近代化になぞられた「スピーディ」

今でもLOUIS VUITTONのアイコンバッグであるスピーディは1930年に発表されました。元となったバッグは1924年にリリースされた「キーポル」という旅行用ボストンバッグ。折り畳むことが可能で、トランクやキャリーバッグに収納できるコンパクトさが魅力でした。

キーポルをリリースしてから数年が経ち、時代の移り変わりによって移動手段にも変化が。当時は自動車が普及し出していたため、よりデイリーユースにリサイズされたのがスピーディなのです。持ち運びに便利で、小ぶりなデザインでありながらも収納力を兼ね備えているのが特徴。手軽に自動車の助手席に置けるバッグとして重宝されていました。

発売当初はハンドバッグのみでしたが、バンドリエールと呼ばれるショルダーストラップ付きのスピーディも、のちに展開されます。イギリスの女優である「オードリー・ヘップバーン」も愛用していたことから、人気はさらに急上昇。彼女の要望で少し小さめのサイズ「スピーディ25」が生まれたことで、現在でもニーズにあった豊富なサイズ展開がされています。

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CHANEL マトラッセ

CHANELの創業者であるココ・シャネルが世に発表した「2.55」。女性のために作られたその機能的なショルダーバッグは時代を経てアップデートされ、ブランドを象徴するアイテムへと進化を遂げています。

CHANEL

「2.55」から「マトラッセ」へ

CHANELを代表するマトラッセですが、そのオリジナルは「2.55」と名が付けられたショルダーバッグです。今でこそ男女ともに使われるショルダーバッグですが、当時主に使うのは男性のみ。女性はハンドバッグやクラッチバッグを使用するのが一般的でした。ただ、両手が使えないことやどこかに置き忘れてしまう人が多いということからココ・シャネルがチェーンショルダー付きの女性用バッグを製作。

1955年2月、実用的なデザインの「2.55」が発表されました。その後、CHANELは低迷を余儀なくされますが「カール・ラガーフェルド」が1983年にデザイナーへ就任したことをきっかけに、ブランドは輝きを取り戻します。彼はCHANELのオリジナルをベースとして、時代に合わせたブラッシュアップを試みます。その結果生まれたのが「マトラッセ」です。

フランス語でキルティングのことを指すマトラッセは、その特徴的なステッチからデザイン性も認められて一気に人気アイテムに。タイムレスで幅広い年代からも受け入れられるコンパクトなフォルムは、上品さも醸し出しています。キャビアスキンと呼ばれる「牛革に型押しを施した素材」はそれがまるでキャビアに見えることから、そう名付けられました。

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GUCCI ホースビット

1921年にGUCCIが創業されてから、色々なアイテムがブランドのアイコンとなりました。その中の一つが「ホースビット」。シューズ・バッグ・アクセサリーなど、ラグジュアリーなアクセントを添えてくれるそのデザインは、馬具からインスピレーションを受けたものでした。

GUCCI

馬具のアイデンティティから生まれた「ホースビット」

GUCCIのブランドアイコンとされる「ホースビット」アイコンは1953年にメンズローファーからスタートしました。モチーフは馬の口に含ませる「くつわ」。これは創業者である「グッチオ・グッチ」の実家が馬具製造をしていたことと、当初は旅行用カバンと馬具を手掛けていたことに由来します。GUCCIは乗馬と深い関係性があり、ストライプデザインが特徴の「ウェブライン」は鞍を固定する腹帯をモチーフにしていたり、革製品を作る際の縫製はサドルステッチで、これは鞍に用いられる縫い方です。

ホースビットは1955年にレザーバッグにも装飾されることになります。ハンドバッグからスタートし、のちにショルダーやトートといった様々なデザインにも施され、その特徴的なデザインはブランドアイコンとして世間に周知されていきました。ダブルリングとバーといったシンプルなデザインはエレガンスさを秘めていて、トレンドに左右されない存在感があります。

2015年にGUCCIのクリエイティブ・ディレクターに就任した「アレッサンドロ・ミケーレ」はこのホースビットアイコンを尊重しつつ、今の時代にあった再構築に取り組みました。

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PRADA ガリレア

1913年にマリオ・プラダとマルティーノ・プラダの兄弟によって始まったPRADA。上質なレザーを使ってクラフトされる革製品はイタリアの上流階級の間で話題となり、たちまちイタリア王室御用達となります。創業当初からレザーにこだわりを見せる彼らは「サフィアーノ」の特許を取得し「ガレリア」をリリースします。

PRADA

サフィアーノレザーを使用した名品「ガリレア」

2007年に発表された「ガレリア」は瞬く間にPRADAのアイコンバッグとなりました。名前の由来はPRADAの旗艦店がある、イタリア・ミラノのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア(屋根のある商店街)から名付けられました。20世紀半ばに人気だったドクターバッグをモチーフとしたスクエアシルエットはシンプルでどんなスタイリングにもマッチします。

ガレリアに使われているファブリックは「ポコノ」と同じくブランドを代表する「サフィアーノ」。 牛革に型押し、そして加工することで表面のデザイン性もさることながら、タフで長持ちする耐久性の良さも兼ね備えています。耐傷性と耐水性も持ち合わせているので、デイリーユースに大活躍してくれます。

83個からなるパーツを組み合わせて作られており、創業時から大切にされているクラフトマンシップを経て、工業的な精密さと職人による手作業によって作られています。

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FENDI ピーカブー

1925年にイタリア・ローマでスタートしたFENDI。アデーレとエドアルド・フェンディ夫妻から始まり、「女系ファミリー」がブランドを代々引き継いでいます。そんな彼女達だからこそ、世の女性に響く「ピーカブー」を誕生させることができました。

FENDI

「ピーカブー」=「いない、いない、ばあ」

FENDI創業者夫妻の孫、フェンディ家の3代目にあたる「シルヴィア・フェンディ」によってデザインされた「ピーカブー」。「いない、いない、ばあ」と訳すことのできる不思議なネーミングのバッグは2009年に登場しました。彼女が孫をあやしているときにインスピレーションを得て、思いついたデザインのバッグ。外見は上品で高級感溢れるハンドバッグですが、内側を見てみてると外側とは違い、派手でカラフルなデザインが中央のバーフレームに施されています。

止め金具を外し、あえて内側のデザインを見せる持ち方をすることで、通常とは違った表情を演出できるところが、このピーカブーという名前に由来しています。豊富なサイズ展開に加え、シープスキンやナッパレザーといったファブリックの違いでも楽しませてくれるのがポイント。このリッチな外見とポップな内側に遊び心を感じられる、非常に人気の高いアイコンバッグです。

2019年にはピーカブーの新ライン「エックスライト」も登場。バーフレームを取り除き、従来のモデルよりも軽くなっていて、なおかつコンフォータブルなショルダーストラップも付属しています。

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LOEWE アマソナ

1846年にスペインの皮革工房から始まったLOEWEは今もなお、そのクラフトマンシップにこだわりがあります。発表された「アマソナ」は、デザイン・機能面の良さからブランドのアイコンバッグとなりました。

LOEWE

ギリシャ神話の「アマゾネス」を語源とした「アマソナ」

1975年に誕生したLOEWE代表するバッグ「アマソナ」。名前はギリシャ神話に登場する女戦士「アマゾネス」に由来しており、当時は女性の社会進出が急増し始めていた時代でした。

発売当初はややスクエア型に近いシルエットでしたが、現在ではアップデートが重ねられて使い勝手の良いボストンバッグ型のシルエットになっています。アクセントとしてだけでなく、実際に使える南京錠や角が擦れないようにパッチが施されていたりと、デザイン性だけでなく機能性もあります。

また床や地面に置くことが多いボストンバッグですが、しっかりと底鋲が付いているのも嬉しいポイント。スペインの画家「ヴィンセント・ヴィラ」が考案したL字を組み合わせたアナグラムロゴがさりげなく添えられており、非常にミニマルながらも存在感のあるバッグに。

「LOEWEナッパ」とも呼ばれる高品質なナッパレザーやキャンバスジャガード生地が採用されているモデルもあり、誕生から約50年ほど経ちますが、アリソナは日々ブラッシュアップされ続けています。

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CELINE ラゲージ

元々は子供靴専門店として1945年にオープンしたCELINE。靴事業が成功したことをきっかけに1966年にバッグ、1967年にはプレタポルテ事業をスタートさせ、現在に至ります。パリで始まった靴屋が「女性が一度は憧れるバッグ」を発表したのは、創業から半世紀経った後でした。

CELINE

永遠のイットバッグ「ラゲージ」

Chloeでデザイナーをしていた「フィービー・ファイロ」がCELINEのクリエイティブ・ディレクター兼デザイナーとなった翌年の2009年に「ラゲージ」は登場しました。1970年代に販売していたCELINEの旅行用バックから着想を得ており、逆三角形のシルエットがユニークな拡張式のアコーディオンスタイルは、2016年に商標登録もされています。

CELINEのアイコンバッグとして知られていますが、実は発売当初から人気があった訳ではありません。2010年頃にまずファッション、芸能関係者らか愛用し始め、2011年にはセレブや著名人も多く愛用したことから爆発的人気に。セレブにはセレーナ・ウィリアムやTHE ROWのオルセン姉妹、カイリー・ジェンナーらがいます。

カーフスキンとラムスキンを使用した上質なファブリックは手作業で縫い合わされていて、ケアをすることで長年愛用できるバッグとなっています。

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DIOR レディ ディオール

「クリスチャン・ディオール」によって1946年に創業されたDIOR。1989年にクリエイティブ・ディレクターに就任した「ジャンフランコ・フェレ」によって、永遠のブランドアイコンである「レディ ディオール」が生み出されることとなります。

DIOR

ダイアナ妃が愛した「レディ ディオール」

フランス語で「籐の編み目の革」という意味の「カナージュ・キュイール」という名前で、1994年に発売されていた「レディ ディオール」。改名のきっかけは「ダイアナ妃」にあります。

1995年に彼女がフランス・パリを訪れた際、シラク大統領からこのバッグのブラックが贈呈されました。彼女はたちまち気に入って、すぐにDIOR本店へ向かい、当時7色展開だったバッグをすべて購入。そこから結婚前のダイアナ妃の愛称であった「レディ ディ」から名前を取り、「レディ ディオール」と変更したのが由来です。

ラグジュアリーな印象のキルティング地のステッチやハンドル部分に装飾されている独立したDIORのロゴチャームが特徴的。ミニマルなデザインですが使用される生地はラムスキン・キャンパス・エナメルとバリエーション豊富で、マットな材質や光沢のあるテクスチャーは様々な表情を見せてくれます。

当初は3種類のみだったサイズ展開も5種類まで増え、幅広いニーズに合った使い方に対応しています。カジュアルやきれいめなスタイリングにフィットしてくれるレディ ディオールは、多くの女性たちから重宝されています。

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まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。紹介してきたアイコンバッグはそのブランドだけでなく、ファッション史を語るに欠かせない存在となっています。その圧倒的な存在感から、数多のブランドに大きなインスピレーションや刺激を与えることとなったのは言うまでもないでしょう。今後、様々なブランドから「顔」となるバッグが登場してくるのが楽しみです。

また、モードスケープでは、ハイブランドのアイコンバッグのお買取りを強化しております。
買い換えのタイミングやサイズの変化によって合わなくなることなどもあるかと思います。そんな時に、モードスケープにご相談していただければ全力でお力になります。
古いモデルやクリーニングやお直しが必要なものでも可能な限り良いお値段をおつけできるように吟味しながらお買取りしております。汚れやダメージがあるものでも、リペアを施して販売することも可能ですので一度ご相談ください。とりあえず値段だけ聞いて検討したいという場合は、LINE査定などで査定額を見積もることも可能です。お気軽にご相談ください。

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